日々の様子

日々の様子

ソーシャルディスタンス


  (令和2年4月22日 朝日新聞より)

 ソーシャルディスタンスは、日本語では「社会的距離」という意味になります。新型コロナウイルスの感染を防止するために、他人との距離の目安として示されました。元々、人にはパーソナルスペース(個人的空間)というものがあります。他人に近づかれると不快に感じる空間のことで、一般的には1m程の距離になります。「相手は気づいていないようだけど、友達が近すぎてやだな」と思ったことはありませんか。それがあなたのパーソナルスペースです。しかし、ごく親しい人に対してはパーソナルスペースは短くなり、知らない他人と話をする時には2m程の距離になります。陸上競技の男子100m走や200m走、400mリレーなどで金メダルを多数獲得したボルト選手が足が速かったのは、他人が苦手でパーソナルエリアが広かったせいでしょうか。いいえ違います。ボルト選手が自身のSNSに「Social Distancing」と公開した北京オリンピック金メダルを獲得した100m走のゴールの瞬間の写真です。

人の心の痛みのわかる人に


  (令和2年4月23日 朝日新聞より)
 子どもの頃、友達にひどいことを言ってしまった経験があると思います。しかし、最近は大人が、差別や非難をしていないだろうかと思われます。大人が幼稚化していないでしょうか。そもそも「大人」は、「一人前の年齢に達した人」と辞書にあります。また、「一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること」ともあります。成人年齢も、つい数年前に20歳から18歳に改正されたばかりです。日本人の平均寿命は、江戸時代前までは30歳前後、戦前までのは、50歳だったとあります。今でこそ平均寿命も80歳まで延び、高齢社会となっています。知識量や身長などは飛躍的に伸びましたが、精神的には飛躍しているのでしょうか。誰かを攻撃しないという当たり前の思慮分別をもつ大人になりたいです。

手を洗おう!


    (令和2年4月17日 中日新聞より)
 そろそろ昼食の時間が近づいてきました。今は、換気の悪い空間で、集団での食事は感染の危険が伴います。留守番でひとりぼっちの食事だよとか、今日もカップラーメンだよと寂しい思いをしている子もいるかもしれません。先生も今日のお昼はカップラーメンです。昨日カップ焼きそばを食べている先生もいましたよ。そして、何よりも手洗いが大切です。石鹸がない場合には水洗いでも大丈夫ですので、しっかり20秒以上手を洗ってから食事をしましょう。