日々の様子

ソーシャルディスタンス


  (令和2年4月22日 朝日新聞より)

 ソーシャルディスタンスは、日本語では「社会的距離」という意味になります。新型コロナウイルスの感染を防止するために、他人との距離の目安として示されました。元々、人にはパーソナルスペース(個人的空間)というものがあります。他人に近づかれると不快に感じる空間のことで、一般的には1m程の距離になります。「相手は気づいていないようだけど、友達が近すぎてやだな」と思ったことはありませんか。それがあなたのパーソナルスペースです。しかし、ごく親しい人に対してはパーソナルスペースは短くなり、知らない他人と話をする時には2m程の距離になります。陸上競技の男子100m走や200m走、400mリレーなどで金メダルを多数獲得したボルト選手が足が速かったのは、他人が苦手でパーソナルエリアが広かったせいでしょうか。いいえ違います。ボルト選手が自身のSNSに「Social Distancing」と公開した北京オリンピック金メダルを獲得した100m走のゴールの瞬間の写真です。