日誌

海の見える校長室より

「どうする3学期」「どうする令和5年」

本日より、3学期のスタートです。
始業式では、「今年をよくするのも、わるくするのも自分次第」という話をしました。
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私には、7年間使っている腕時計あります。ほとんど毎日、その腕時計をつけ過ごしています。
ある講演会で「自分の腕時計を見ずに、文字盤の様子を紙に正確に描いてください」という課題が出されました。今まで、何千回、何万回も見ている腕時計くらい描けるだろうと思っていたのですが、なんとびっくり、文字盤の数字がローマ数字かアラビア数字かもわからない状態だったんです。今まで、何万回も見ているのに・・・。
この講演でわかったのは、「人は、意識して見ているものしか見えていない」という事実です。
私にとって、腕時計を見るのは、時間を知るため。だから時計の針に意識が行き、文字盤のローマ数字だろうがアラビア数字だろうが関係ないため、意識がそこにいっていない。だから、覚えていなかったんですね。
つまり、どんな意識で物事を見るかによって、見える景色は全く違ってくるということ。
 私が名古屋に勤務している時にこんな経験をしました。
健康のために、毎朝、地下鉄の駅を2駅ほど前におりて、20分ほど歩いて通勤をしていました。歩いていたのが繁華街の栄地区だった為、歩道には、ゴミやたばこの吸い殻がたくさん落ちていました。私は、毎朝、汚いなあと思いながら通勤していました。でも、ちょっと意識を変え、あらためて景色を見てみると、きれいな並木が立ち並び、ビルの間には、きれいな空も見えています。先ほどの講演会を聞いた後、私は、足元のゴミではなく、青い空を意識して歩くようにしたのです。
 また、車の通りも多く、騒音も大きかったのですが、鳥のさえずりを意識してみたら、それまではまったく気づかなかったたくさんの鳥がきれいに鳴いているのがわかったんです。鳥のさえずりを意識したら、車の騒音は全く頭に入ってこなくなりました。
 このように自分自身の意識をかえるだけで、今まで見ていた景色が一変し、朝の気分がとてもすがすがしくなったのを覚えています。
 これは、人に対しても同じだと思います。まわりの人のよい面をみるようにすれば、あなたのまわりは、よい人ばかりになります。わるい面を見るようにすれば、わるい人ばかりになります。
 どっちが幸せになれるかは、わかりますよね。
 さて、令和5年をすばらしい年にするかどうかは、私たち一人一人の意識次第です。ぜひ、プラスの意識、前向きな意識を大切に、すばらしい一年にしてください。
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 生徒たち、今日も真剣に話を聞いてくれました。
 さて、日曜日から始まった大河ドラマ「どうする家康」。第1回を見ましたが、とても面白かったです。ドラマに出てきた一場面(海の場面)は、伊良湖で撮影されたため、昨日は、その撮影現場に聖地巡礼をしてきました。さて、この大河ドラマの題名も「どうなる家康」ではなく、「どうする家康」。ドラマでは、家康が自らの手で人生をつくっていく様子が描かれていくと思います。私たちも、自分自身で人生をつくる。私たち自身が人生の主人公。そんなつもりで過ごすことがよい一年につながると思います。  小久保


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