学校ブログ 創立151周年の記録(主担当:校長)

~日々の様子~

この出会いが、とっておきの誕生日プレゼント 6年学年レクの思い出

夏休みに入り、サマースクールやたけのこカフェ、いそべフェスタなど、さまざまな体験活動やイベントなどありました。若干、規律が求められる授業、学校生活とは違い、こうしたイベントでは子どもたちの素の姿が見られますが、6年生はそんな場でも磯辺小のリーダーらしく、下級生の面倒を見たり、お手伝いができたり、立派だと感じています。これまでの学校生活で身についた気くばりが身についています。

6年生が1学期末に学年レクでドッジボールを楽しんでいました。ボールでねらう相手は相手のエース級の子です。安易にキャッチが苦手で、逃げることを楽しんでいる子を狙う姿は見かけません。

ナイスプレー.mp4

男女一緒のコートに入り、阿吽の呼吸で、それぞれの実力に合った楽しみ方をしています。これは先輩から引き継いだ雰囲気でもあります。男子と対等に豪速球を投げ込む女子もいます。磯辺小のドッジボールはみんなが楽しんでいます。

逃げるのがまた楽し.mp4

待ち時間のクラスの応援も楽しそうです。いい塩梅です。こんな子どもたちと一緒に学校生活を過ぎせることが、私にとって何よりもすてきな誕生日のプレゼントです。

応援団.mp4

 

8月7日10時の出会い  豊川海軍工廠大空襲から80年

80年前の8月7日午前10時過ぎから、豊川海軍工廠に大規模な空襲があり、2500名以上の方々が命を落とされました。その多く高校生世代であり、中には、先日、体験談をお聞きした後藤和子さんのように中学生世代の13才の子もいました。私の妻の祖母は豊川海軍工廠で勤務しており、運よく焼夷弾の雨を潜り抜けて逃げることができました。あのとき、もしものことがあれば、今の私の家族は存在していないことになり、80年前の今日、10時頃から30分にわたって起こった悲しいできごとに思いを馳せます。

8月7日ムクロジの木.mp4

80年後の今日は、昨日までの強烈な日ざしはなく、久々に運動場で過ごし、児童クラブの子どもたちに出会うことができました。1学期の学校生活で、暑さにも慣れ、暑熱対応もできているので、今日ぐらいの天候ならば、元気に走り回ることもできます。水分補給もしっかりできて、たくましいこともたちだと感心しました。元気な子どもたちと出会うことのありがたさを、いつも以上に実感する8月7日です。

セミを捕まえました.mp4

 

恒久平和への願いを込めて サマースクール「PNG訪問報告」

本日8月6日は、80年前にヒロシマに原爆が投下され、多くの方が犠牲となった日です。改めて、被害に遭われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。私の下の名は「恒久」です。「恒久平和」を願い、それを多くの人と共有し、守る役目をいただいていると感じています。

礒辺小では、昨日に引き続きサマースクール「勉強も、昼ごはんづくりも、自分でやってみまい」の2日目を行っています。今日は、最初に、先日、私が教師海外研修で訪問させてもらった「パプアニューギニア(PNG)」について子どもたちにお話する機会をいただきました。PNGは、ラバウルをはじめ、太平洋戦争の戦地となった場所でもあります。今回は、戦地のことについては触れることはしませんでしたが、建国から50年を迎え、元気に学び、遊んでいる子どもたちの様子を見伝えました。子どもたちの心に、地球市民としての気づきが少しでもあればと願っています。世界の人々と、世界の恒久平和に向けて、理解し、ともに歩みを重ねてくれることを願っています。

 

次は子どもたちのがんばりに期待! サマースクール「お勉強と昼ごはんづくり」

磯辺小はコミュニティ・スクールとなり、3年目を迎えます。子どもたちの体験を通した学びの機会の創出と地域セーフティ・ネットの構築を地域・家庭・学校が三位一体となってめざしていきます。夏休みに4日間にわたって、170名ほどの児童の参加者によって行われるサマースクール「勉強もお昼ごはんづくりも自分でやってみまい」は、CSのねらいを具現化した活動の姿です。

今日もコミュニティ・スクールの委員の方々や中学生によって、体験活動が進められました。教職員の参加は、校長、教頭のみでした。校長である私の役割は、カレーの検食とかき氷をふるまうことのみです。この仕事でも、私がやりたいだけで、地域に方に代わってもらうことはいつでもできるものです。サマースクールが、地域主体で行われていることを本当にうれしく思っています。

おなかがすいたら、「自分でご飯を炊いてご飯を食べよう」がテーマで、その経験をとって、子どもたちに生きる術を身に付けてもらいたいと考えています。

今日の活動では、5,6年生が活躍してくれました。野菜を切ったり、下級生の面倒を見てくれたりと今日の活動を支えてくれました。

低学年の子どもたちも、ピーラーで皮をむいたり、静かに待っていたりと協力的でした。小学生でも十分にサマースクールの運営をサポートできると手ごたえを感じました。「やってもらう」のでなく、「自らすすんで行う」姿が多く見られたことが今日の一番の成果と思っています。

今日の経験をいかして、子どもたちがお昼ご飯をみずから用意してくれればと期待しています。

あれから80回目の8月7日を迎えます。 「こどものための平和の集い」

8月2,3日に豊橋市中央図書館で行われた「子どものための平和の集い」に行ってきました。毎年、戦争に関する展示を行ってくださる「豊橋ユネスコ協会」の皆様に、5月に行った「平和学習会」のお礼を重ねて申し上げるために、展示会場を訪れると、「今日はすごいいいことがありました」と私を大歓迎で迎えてくれました。

現在の南陽中1年の生徒が、「平和学習会」でお世話になりましたと、声をかけてくれたことがとてもうれしかったとの報告でした。3日の13時半からは、当時13歳のときに、80年前の8月7日に豊川海軍工廠で空襲を経験した後藤和子さんの体験談を聞いてきました。

豊橋市中央図書館では、8月31日まで「平和を求めて とよはし」展が開催されているので、機会がありましたら、2階の展示室をお立ち寄りください。おすすめは、後藤さんが発行された会報や出版物「母さんが中学生だったときに」です。

「平和学習会」でお話しいただいた大羽さんと再会して、その温かいお人柄に触れて、心温まりました。

6年生の寄せ書きも掲示されておりました。平和を願う熱い願いをありがとうございました。