全校
校長だより
遠足に行ってきました
5月になりました。ゴールデンウィークの狭間、1日の遠足は、子どもたちにとって、リラックスできる場でもあり、さぞ楽しみであったことでしょう。
朝、晴天の下、運動場に集合した子どもたちは、元気いっぱいに、それぞれが「行ってきます」と目的地に向かいしました。
ところがです。昼ごろから天気が急変、突然黒い雲に覆われ、雨がぱらぱらと降りだしたのです。おまけに、竜巻注意情報も発令。現地と学校が急きょ連絡を取り合い、天気図や雨雲の動向を見ながら、対応にあたりました。教育活動は、このように想定外の出来事はつきものです。急きょどう対応するか、判断することが重要となってきます。
竜ケ池公園の2,4年と高師緑地公園の1,6年生は、予定を打ち切り、学校に戻りました。そして、ふれあいルームや体育館で仲良くお菓子を食べ、校内ウオークラリーやふれあいの時間をもちました。「避難所ってこんな感じだよね」と、避難所の生活を彷彿させるように、異学年で新たな交流が生まれていました。
また、向山緑地公園の3年生は、雨雲が切れた時間を見計らい学校へ。早く到着し浮いた時間を使って、運動場で学年レクの続きを楽しみました。
雨雲を蔵王山頂上で迎えた5年生は、安全な場所で待機し、天気の回復を待って下山を始めました。鮮やかな新緑の中、声をかけあい、助け合いながら歩く姿が印象的だったと聞いています。
ピンチやトラブルは、悲しむべきことだけではありません。そこから学ぶべき教訓とともに、新たな体験やかかわりを運んできてくれるものです。先日、避難訓練で迅速な動きができた福岡っ子にとっては、今回は、とてもよき実践の場であったと感じています。
下校時は、すっかりよい天気になりました。天気の神様のいたずらを少しうらやみながら、元気に下校する子どもの姿がありました。
校長だより
はじめての授業参観
4月22日、お昼の時間に、体育館をのぞくと、緊張した面持ちで、座っているPTAの新旧の役員みなさんがいらっしゃいました。このあと開催されるPTA総会のリハーサルだそうで、司会の台詞にあわせて、立ったり、座ったり、さらにお辞儀をしたりと、本番さながらの緊迫感が漂っていました。「このくらいはやっておかないとね」とPTA会長さんの言葉。
やがて、チャイムがなり、5時間目の授業参観が始まりました。思えば初任の先生にとっては、教員人生はじめての参観授業、慌てて見に行くことにしました。するとどうでしょう。たくさんの保護者の方々を前に堂々とやっているではありませんか。「今の若者は、度胸あるよな」と思い、その旨を教頭先生に話すと、どうもそうでもないようです。昨日遅くまで、周りの先生を交えて、話し方、板書などリハーサルを繰り返したそうです。
教育は未来への準備とも言われます。PTA役員さんも、初任者もそうであったようにものごとを成し遂げるために、たゆまぬ準備があったことを忘れてはなりません。
福岡小の校庭の樹々も、若葉を広げ夏への準備を進めています。
保護者の皆様、ご来校ありがとうございました。