日誌

眼鏡 校長だより

遠足に行ってきました

月になりました。ゴールデンウィークの狭間、1日の遠足は、子どもたちにとって、リラックスできる場でもあり、さぞ楽しみであったことでしょう。

朝、晴天の下、運動場に集合した子どもたちは、元気いっぱいに、それぞれが「行ってきます」と目的地に向かいしました。

ところがです。昼ごろから天気が急変、突然黒い雲に覆われ、雨がぱらぱらと降りだしたのです。おまけに、竜巻注意情報も発令。現地と学校が急きょ連絡を取り合い、天気図や雨雲の動向を見ながら、対応にあたりました。教育活動は、このように想定外の出来事はつきものです。急きょどう対応するか、判断することが重要となってきます。

竜ケ池公園の2,4年と高師緑地公園の1,6年生は、予定を打ち切り、学校に戻りました。そして、ふれあいルームや体育館で仲良くお菓子を食べ、校内ウオークラリーやふれあいの時間をもちました。「避難所ってこんな感じだよね」と、避難所の生活を彷彿させるように、異学年で新たな交流が生まれていました。

また、向山緑地公園の3年生は、雨雲が切れた時間を見計らい学校へ。早く到着し浮いた時間を使って、運動場で学年レクの続きを楽しみました。

雨雲を蔵王山頂上で迎えた5年生は、安全な場所で待機し、天気の回復を待って下山を始めました。鮮やかな新緑の中、声をかけあい、助け合いながら歩く姿が印象的だったと聞いています。

 ピンチやトラブルは、悲しむべきことだけではありません。そこから学ぶべき教訓とともに、新たな体験やかかわりを運んできてくれるものです。先日、避難訓練で迅速な動きができた福岡っ子にとっては、今回は、とてもよき実践の場であったと感じています。

 下校時は、すっかりよい天気になりました。天気の神様のいたずらを少しうらやみながら、元気に下校する子どもの姿がありました。