全校
校長だより
福岡っ子は、福岡校区が育てる
先日は、豊橋駅周辺で殺人予告がインターネットへの書き込みがあり、駅には警察官が急きょ配備されました。本校教員も巡回しましたが、その後、豊橋在住の若者が逮捕されました。最近、豊橋警察署からのパトネット配信を見ても、自転車盗、器物破損、不審者情報など、さまざまな心配な事案が伝えられています。
本校の子どもたちにおいても心配がないわけではありません。地域の方から、登下校の様子、公園や神社、各施設の遊び方等、さまざまなご意見が寄せられています。ゲーム漬けの子どもたちの日常が危惧される今、屋外で遊ぶこと自体はとてもよいことではありますが、遊び方を誤ると大きな事故につながったり、近所の方に迷惑になったりします。やはり、ルールを守ることはもとより、人としてのマナー、気配りがこれからの時代に不可欠だと考え、指導を繰り返しています。
校区の年配の方に出会うと、「よく近所の人に厳しく叱られたなあ」と昔を誇らしく語ってくださいます。やはり、少年時代に根づいた経験や感性は、大きく人間形成に関わっていくものです。
「地域の子どもは地域で育てる」このフレーズが世に出て久しくなりますが、保護者の皆様にも「福岡っ子は、福岡校区が育てる」という気概で、校区を支える未来の大人をはぐくんでいってほしいと願っています。
「寒い日も おはようひとつで ぽっかぽか」
この標語は、本校の青少年健全育成会の優秀賞のひとつです。このような豊かな感性を、地域の人たちと交わりの中で、はぐくんでいけたらと感じています。
本年度最後の授業参観
生き生きと学習に取り組む姿が各学年から見られました。
スポーツ集会(長縄大会)
なわとび教室
校長だより
きっかけ
先週は、健全育成会の皆さんによるあいさつ運動が行われました。大人の勢いに触発されてか、校門ではいつも以上のあいさつの花が咲いていました。ありがとうございました。
あいさつといえば、私が声をかけてもいっこうにあいさつを返してくれない中学生がいました。何か訳があるだろうと思い、気にもとめなかったわけですが、新年を迎えたある日、声をかけると、「おはようございます」と小さな声が返ってきたのです。私は、思わぬその声に、驚きとともに、清々しい気持ちでいっぱいになりました。彼女に何があったのかわかりません。ただ何かきっかけとか、タイミングとかがあって、あいさつを返してくれたのでしょう。
子どもが変わるときは、あたかも偶然のように見えます。が、その近くにはいつもきっかけが寄り添っているものです。九九が言えるようになったのも、リコーダーがふけるようになったのも、25メートル泳げるようになったのも、そこにはきっかけを仕かけた大人の存在があることを忘れてはなりません。
今本校では、縄跳び大会にむけて練習がスタートしました。わんぱくタイムには、運動場一面に長縄に挑戦する子どもたちであふれています。体を摺り寄せながら、順番を待つ子どもの瞳が輝いています。長縄の波は、子どもの心に打ち寄せ、成長のきっかけとなって、ひとつくぐるごとに自信や友情を育んでいくことでしょう。