日誌

海の見える校長室より

価値ある経験に

部活動の夏の大会が終盤を迎えます。特に3年生にとっては、最後の夏。
見事、市内大会を勝ち抜き、上の大会への出場を果たした部活動があります。
一方、残念ながら、惜しくも敗退し、部活動から卒業したみなさんもいます。
全国大会で優勝しない限り、誰もがどこかで必ず負け、部活動を終えることになります。
最後まで、勝ち抜く人は、ほんの一握り。大多数が、負けて終わるのです。
私は、部活動の価値は、勝ち負けではないと思います。試合や練習を通して、喜びや楽しさ、くやしさ、後悔、感謝・・・など、学校の授業だけでは味わえないさまざまな感情を経験できることこそ、部活動の価値なのだと思います。勝ったり負けたりしながら、その中で、湧き上がってくる想いにこそ、価値があるのです。
この夏の大会で見せてくれた高豊中生の熱き姿から、部活動を通して得た一人一人の尊い経験は、必ず今後の人生においてプラスになると確信しています。
部活動を卒業した3年生、今まで本当にお疲れ様。ここまでよくがんばりました。
そして、今後、大会を控えているみなさん、部活動を通して、さまざまな経験ができることへの喜びを胸に、最後までがんばりぬいてください。健闘を期待します。
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