日々の様子

日々の様子

残念 無念


                    (令和2年3月12日 朝日新聞より)
 2月27日の総理の突然の高等学校、中学校、小学校、特別支援学校の一斉休校要請を受けてから、選抜高校野球大会の開催が危ぶまれていましたが、ようやく中止の決定がなされました。他の春の高校全国大会が全て中止され、小中高等学校全ての部活動が文部科学省から禁止令が出される中で、決定が先延ばしにされていました。高校球児、その保護者の方、学校関係者、地域住民、OB、全国の高校野球ファン全ての人々に、期待感を持たせてしまっていたのは、余計に残念な思いを大きくしたかもしれません。無観客試合を開催したとしても、難しい判断でした。3週間にも及ぶ長期間の部活動自粛。プロ野球などの延期や更なるイベントの自粛要請。応援する家族、学友、OB、学校関係者の方々のお気持ち。しかし、この新型コロナウイルスの蔓延する状況においては全てが逆風でしかありませんでした。
 昔の者にとっては、遊びと言えば、空き地での草野球が定番でした。高校野球は夢の舞台。王、江川、荒木、工藤、桑田、清原、松井、松坂、田中、大谷など名前を挙げればきりがありませんが、歴代の名だたるプロ野球選手も甲子園で活躍しました。今の高校球児にとって甲子園球場は憧れの聖地。しかし今は、多種多様のスポーツがあり、様々なスポーツで日本人はトップアスリートとして活躍しています。また、たくさんの人々がそれぞれのスポーツで楽しんでいます。この中止が、東京オリンピックの中止及び延期へと、一気に加速しないか心配です。

自分で考えること


                (令和2年3月11日 東日新聞より)
 政府も対策に乗り出していますが、今現在もマスク不足となっています。薬局でわずかに売り出される情報が入ると、たくさんの人が行列をつくり、なかなか買うことができません。それでいて、電車で咳などしようものなら、変な目で見られたり、罵倒されたりするような悲しい世の中になりつつあります。昔はガーゼマスクが主流でしたが、使い捨てのマスクばかりとなったのはいつからでしょうか。最近では、何でもかんでも買えば済むような社会になってしまいました。なければ作ればよいという発想からは、上からの指示を待っていたり、配給してくれるのを待っていたりするだけではなく、自分で柔軟に考えることの大切を感じます。今こそ、「生きる知恵」、「生き抜く力」が試されている時と思います。

3・11



         (令和2年3月11日 朝日新聞より)
 東日本大震災から9年が経ちました。死者・行方不明者・関連死の方を含めると、2万2千人以上にも及びます。また全国には今なお避難されている方が4万人を超えます。宅地や建物などの復興は進んでいますが、街の復興や原子力発電所の処理はこれからです。午後2時46分、黙祷をしながら、被害に遭われた方々に心を寄せ、最後まで一緒に悲しむ人間でありたい。