2023年4月の記事一覧
豊川工廠戦没学徒之碑
4月27日(木)前芝中学校の正門を入ると、左手に「豊川工廠戦没学徒之碑」があります。慰霊碑の裏側には、亡くなられた10名のかたの名前が刻まれています。
今日、そこで地域のかたが草取りをくださっているのを見かけ、声をかけました。お話を聞いてみると、13歳の時に亡くなった同級生のために10年以上も前から草取りをしてくださっているそうです。始めた頃は草だらけで、2日間かけても取りきれなかったそうですが、今では1か月に1回程度でよいくらいきれいになったそうです。写真にあるように、草取り後は本当に雑草一つないきれいな状態になっていました。誰から頼まれたわけでもなく、13歳で亡くなった同級生のことを思って慰霊碑の周りをいつもきれいに保とうと懸命に草取りをしてくださる姿に胸を打たれると同時に、多くのことを学ばせていただきました。
今日は、この思いを受け継いでくださった素敵なかたとお二人で草取りをしてくださっていました。「亡くなった同級生のためにも生きている限りは続けていきたい」と力強く話される姿に、「美しく生きる」とはこういうことだと実感しました。
今年の学級目標が決まりました。
4月26日(水)今年の生徒目標は、「青春☆プリズム ~もっともっとその先へ~」です。それを受け、学級目標も決まりました!1年1組は「笑顔あふるる 深き絆」、2年1組は「ライラック」、2年2組は「日進月歩」、3年1組は「グランドフィナーレ」です。どの学級もどんな学級にしたいかを学級会を開いてじっくりと話し合い、決まりました。この学級目標が達成できるように、どの学級もがんばりましょう!
今年度の本校の学校目標は、「子どもも 教職員も 一人一人が輝く学校づくり」です。一人一人の個性を大切にし、その個性を発揮しながら、自分らしく楽しく学校生活が送れるように、生徒と全教職員で力を合わせてがんばっていきたいと思います。
今年第1回目の全校集会がありました。
4月25日(火)今日は、全校集会で認証式を行いました。5つの委員会(保健、図書、生活・学習、広報・給食、整美・ボランティア)の委員長と級長の認証が行われました。これからこのリーダーを中心に、よりよい前芝中学校、よりよい学級にするためにがんばってくれることを期待しています。そして、リーダーだけががんばるのではなく、リーダーを選んだ一人一人が、よりよい前芝中学校、よりよい学級にするために、協力して活動する姿も期待しています。
この日は、5月27日(土)実施予定の保小中合同運動会のスローガンも生徒会から発表されました。中学校の生徒会と小学校の児童会で連携して決めました。今年のスローガンは、「がんばりん!僕らの青春大バトル」です。5月の第2週から練習も始まります。青春の1ページとして思い出に残る楽しい運動会になるように準備をしていきます。
オリエンテーション合宿に行ってきました!
4月20日(木)~21日(金)の1泊2日で、新城市にある「やまびこの丘」に1年生がオリエンテーション合宿に行ってきました。天候にも恵まれ、さわやかな風が吹く、自然いっぱいの山の中で様々な体験をすることができました。
1日目は、施設敷地内体験→山に向かっての校歌練習→敷地内での班ごとのオリエンテーリング→学級会(学級目標決め)→飯ごう炊さん(カレーライス)→キャンプカウンセラーさんと一緒にファイヤーレク→夜食→入浴→就寝の日程で行われました。オリエンテーションでは、各チェックポイントでお題が出され、それを班で協力しながらクリアしてゴールを目指しました。学級会では、班ごとに理想のクラス像を話し合い、それを全体で出し合ったあとで、また班ごとに学級目標を考えました。その後、多数決を行い、今年の1年生の学級目標「笑顔あふるる 深き絆」が決まりました。クラス全員が笑顔でたくさんの思い出を作り、絆を深めていってほしいと思います。ファイヤーレクでは、二人のキャンプカウンセラーさんとともに、ファイヤーを囲んで、猛獣狩りやじゃんけん列車などのゲームをしたりマイムマイムのダンスをしたりして盛り上がりました。
2日目は、朝食→館内清掃→体験講座→昼食→合宿の振り返りの日程で行われました。館内清掃では、自分たちが使ったバーベキュー場や宿泊棟やその周辺の掃除をしっかり行いました。体験講座では、五平餅つくりとマスつかみをしました。五平餅は、ご飯を杵でつく体験もさせてもらい、型にご飯を入れて、一人一人五平餅を作りました。マスつかみでは、マスハンターと言われるマスつかみの名人もあらわれました。最初は、マスの泳ぎの速さに追いつけず、なかなか上手につかめませんでしたが、マスもだんだん疲れてくるので、ほとんどの生徒が自分の手でマスを捕まえることができました。その後、内臓を出し、心臓や腸、えらの様子を観察しました。お昼には、炭火で焼いていただいた五平餅とマスを美味しくいただきました。
2日間の日程を終え、施設のかたやキャンプカウンセラーのかたがたとの交流をとおして、普段できない体験をたくさん積み重ねることができました。それらの体験をとおして、今まで知らなかった友達のよさや個性を発見することもでき、学級の絆も深まりました。また、子どもたちは、お世話になったかたがたに様々な場面で感謝の気持ちを伝えることもでき、前芝中学校の生徒のよさをまた一つ発見することができました。
小中一貫校としての取り組み
4月19日(水)前芝中学校では、小中一貫教育をすすめています。平成28年に施設隣接型小中一貫校「前芝学校」が開校し、今年で8年目になります。義務教育を終え、社会に巣立つ子どもの姿(15歳の春のめざす子どもの姿)「ふるさと前芝を愛し、人と人とのつながりをつくる力をもった子」を小中学校と家庭、地域とで共有し、9年間を見据えた教育活動を推進しています。その取り組みの一つとして、「つながりのある学び」を目的として、小中教員の授業支援(兼務授業)というものがあります。本年度は、中学校の先生が小学校の理科(4年)・体育(5年)・英語(5・6年)の授業を担当しています。また、小学校の先生が中学校の音楽(全学年)、国語(3年)の授業を担当してくれています。中学校の先生が小学校の授業を担当することで、より専門性の高い学習指導ができるだけでなく、将来、入学してくる子ども達の様子を知ることができます。反対に、小学校の先生が中学校の授業を担当することで、小学校のころの様子を知っている先生が来てくださることもあるので、生徒の良さを引き出したり、学校間段差を解消したりすることも期待しています。
ホームページには、小中一貫校「前芝学校」の教育のページもありますので、ぜひご覧ください。