学校の特色
西郷小学校は、明治5年の学制と同時に創立された歴史ある学校です。
青い目の人形コネタは、1927(昭和2)年、日米友好の親善大使としてアメリカ合衆国オハイオ州ワパコネタ州ノースリッジ小学校から送られたものです。これは戦時中、当時の職員稲垣学先生が用務員室に隠しておいたもので、1987(昭和62)年に発見されました。
コネタは1996(平成8)年に一度ノースリッジ小学校に里帰りし、2000(平成8)年にはレプリカが作られ、そのうち一体が同校に贈られています。以後、両校は姉妹校として作品交流を続けています。子どもたちは、校長室のコネタを見たりレプリカの絵を描いたりしています。また豊橋市で毎年行われる「子どものための平和の集い」には、コネタのレプリカや旅券などが展示されます。
校庭の北東端には、豊橋の名木・巨木100選に選ばれたくすのきがあります。このくすのきは樹齢200年以上、樹高約18.7m、幹の周り340cmで、西郷小学校の子どもをずっと見守り続けています。子どもたちも木の周りで遊んだり落ち葉を拾ったりして親しんでいます。
本校は、2014(平成26)年、ユネスコスクールに加盟しました。ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。日本においては、ESD活動の推進拠点と位置付けられています。本校では、全校児童・全教職員の参加のもと、「青い目の人形コネタ」「柿の栽培」を中心にユネスコスクール活動に取り組んでいます。