お知らせ

●ユネスコスクールとは

ユネスコスクールは、ESDの推進拠点としても位置付けられ、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を実現するため、1953(昭和28)年に創設された、①地球規模の問題に対する国連システムの理解、②人権、民主主義の理解と促進、③異文化理解、④環境教育、といったテーマについて、質の高い教育を実践する学校です。世界には182か国で約12,000校以上のユネスコスクールがあり、日本国内では、1,088校(2024年6月現在)が加盟しています。愛知県では、91校が活動しています。

(愛知県教育委員会「ユネスコスクール活動事例集 第12集」https://www.pref.aichi.jp/site/social-education/unesco-kasseika.html)

 


●ESD

ESDとは、「Education for Sustainable Development」の頭文字を取ったもので、日本語では「持続可能な開発のための教育」と訳されています。

今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等人類の開発活動に起因する様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、身近なところから取り組むことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動です。つまり、ESDは持続可能な社会の創り手を育む教育です。

(文部科学省「持続可能な開発のための教育」http://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm)

 

●西郷小学校でのユネスコスクール活動

西郷小学校では、ユネスコスクールとしての取り組みの主なものとして、次の活動を行っています。

①環境学習

②地域学習

③国際理解・平和学習

 

 ①環境学習

校区の北にある吉祥山に、毎年4年生が登ります。自然豊かな里山の自然を観察し、同時に登山道に設置されている看板をきれいにする清掃活動も行います。

また、校区内を流れる安川は、ホタルが見られる川として知られています。ホタルが育つ安川の環境を守るため、4年生が水質調査や生物観察を行い、環境について学んでいます。6月には、ホタル観察会を希望者を募って行っています。

 ②地域学習

校区の中心産業は農業であり、柿の栽培が広く行われています。学校近くの柿畑で、3年生が柿栽培について学習を行います。地域の方に教えていただきながら、半年間柿の様子を観察しながら栽培を続けます。秋には、全校児童で柿の収穫を行います。

5年生は、米作りについて学びます。学校近くの田で田植えや稲刈りを体験します。また、バケツを使って自分で米を育てることも行います。

 ③国際理解・平和学習

本校には、1926年にアメリカから贈られた青い目の人形「コネタ」が残っています。5年生は、コネタがたどってきた歴史を調べ、コネタ集会で発表します。発表では、当時の日系移民への人種差別・太平洋戦争・戦後の交流などがクローズアップされ、日本とアメリカの関係を通して平和について学ぶ機会としています。

 

●ユネスコスクール活動の紹介(「ユネスコスクール活動事例集 第12集」より)

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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