ESD

【ESDの取り組み】
 本校は、地域や社会の様々な問題をとらえ、「人とのつながり」と「体験・本物」をもとにしたESDの実践に取り組んでいます。

 「地域を愛する心」、「地域の歴史と文化」、「地域の未来と自分の未来」の3つを柱にしています。

 

以下は、生活科と総合的な学習(はばたき学習)の様子です。

◆昔遊び、楽しいな!(地域から学ぶ)

1年生の子どもたちが、地域のみなさんから昔の遊びを教えていただきます。けん玉やお手玉、竹とんぼ、こま、あやとり…。頭と体を使う昔の遊びに、子どもたちは夢中です。保護者ボランティアのみなさんも一緒に楽しみます。

 

◆かっこういいな! 消防団(地域を見つめなおす)
 3年生は、老津消防団を招き、消防団の仕事について話を聞いたり、消火器の扱い方を教わったりして消防団の役割について学んでいます。さらに、消防団は地域の見守りを行う「地域のヒーロー」であることを知りました。消防団の存続に目を向け、自分たちにできることはないかと考えます。


◆みんなの力で!SDGs(地域の企業から学ぶ)

 5年生は、校区にある食品会社が力を入れているSDGsの取り組みについて学びます。老津校区はキャベツ畑が広がっており、そのキャベツの規格外品を仕入れていることや、豊橋産のトマトや鶏肉、ウズラ卵を使ったカレーの開発など、“地産地消”“環境保全”の実際に触れます

 

 

◆老津の海、しらべ隊(老津の歴史から学ぶ)
 社会科の「郷土の発展につくす」という単元をESDの視点で捉え、4年生は先人の苦労と努力を未来につなげる学習に取り組みます。地域のボランティアティーチャーの昔の話を聞きながら、かつて漁業が盛んだった老津がどうして現在のような農業が盛んな地域へと変化してきたのか考え、漁業から農業に切り替える際の苦労に思いを巡らせます。

 

◆守りたい!みんなの平和(身近な出来事から平和の尊さを学ぶ)
 6年生は、渥美線電車機銃掃射事件という悲しい出来事を通して、被害者の遺族や電車に乗り合わせて助かった方から話を聞いたり、事件のあった現場へ出かけたりします。これらの学習を通して感じた戦争の悲惨さや、戦争のない日本を未来につないでいくために、自分たちにできることを考え、下級生や地域に発信します。