日々の様子

2020年4月の記事一覧

閑散とした街


  (令和2年4月19日 東愛知新聞より)

   (令和2年4月19日 東日新聞より)
 土曜日は雨ということもありましたが、街中から人の姿が消えたようです。元々、豊橋の町は、夜8時には百貨店も閉まりました。渋谷のスクランブル交差点の映像がよく流れますが、豊橋駅前の交差点は普段から自粛している感じです。もうしばらくの間、みんなでがんばりましょう。

腸活


  (令和2年4月17日 中日新聞より)
 「腸活」という言葉も耳慣れてきました。腸には全免疫細胞の6割以上があると言われています。セロトニンやドーパミンなど、幸福ホルモンと呼ばれるストレスを軽減させる神経伝達物質を合成するのも腸。睡眠ホルモンに深く関係するセロトニンは、95%が腸で作られています。みそや納豆、キムチやヨーグルト、チーズなどの発酵食品、海藻や根菜類、イモ類、きのこ類などの食物繊維をしっかりと取ることが大切です。飲み物でも、お茶やコーヒー、牛乳もよいですので、自分で調べたり、料理したりしてみましょう。栄養バランスに気をつけて食べたら、しっかり運動もして、睡眠もたっぷりととりましょう。

人の心までコロナウイルスに負けてはいけない


    (令和2年4月18日 中日新聞より)
 軍手、背水の陣、作戦、最前線、日本の学校の制服など、「戦争」や「軍隊」が由来の言葉や物が身の回りに溢れています。他国のことを日本人は簡単に独裁だと考えてしまうように、外国人から見たら日本人は戦争が好きなのだろうかと疑ってしまうほどです。今回の新型コロナウイルの感染拡大を「第3次世界大戦」と表現している人もいます。世界中で病気になる方が増え、亡くなられる方が増えていますので、戦争と表現したいのかもしれませんが、「戦争」は人が起こすものです。今回は、ウイルスによるものですので、「災害」です。ただ、ウイルスを人が広げてしまっていることは否定できません。そして、この新型コロナウイルスを阻止しようと最前線で努力している方が、医者や看護師を中心とする医療従事者の方々です。その人達を非難したり、足を引っ張ったり、心をくじいたりすることは、自分の国や世界を滅ぼそうとしているのと同じです。正しい判断ができなくなるほど、新型コロナウイルスは人々の心を滅ぼしてしまったのでしょうか。

新型コロナウイルスについて正しく知ろう!


   (令和2年4月18日 朝日新聞より)
 学校が突然一斉休校になったり、臨時の休校が延々と継続されたりと、不安や危機感が高まるばかりです。緊急事態宣言も出され、1か月以上も自分ひとりで過ごさなければならない状況になってしまっています。人は、暗闇が怖かったり、お化けが怖かったりと、見通せないことや不確かなこと、何も知らないことに恐れや不安を抱きます。まずは、正しく物事の知識を知り、冷静に判断することが大切です。新型コロナウイルスも、「新型」がつかなければ、普段みんなが引いている「カゼ」と何も変わりません。でも、お年寄りや基礎疾患があって、免疫力が下がっている人がかかると肺炎などの重症化してしまい、死に至ってしまうことがあります。まずは、人が大勢ひしめき合うような室内には出かけない。それから帰宅したら手洗い、食事の前に手洗い。そして、室内では少し寒いけれど換気をするのが大切です。あとは、栄養面に気をつけて何でも食べ、元気に運動し、たくさん寝ることが大切です。勉強ばかりやっててはだめです。「よく学びよく遊べ」という言葉もあるように、人間はバランスです。たくさん勉強したらたくさん遊ぼう。たくさん食べたらたくさん運動してたくさん寝よう。

藤田医科大学 医学部 微生物学講座・感染症科www.fujita-hu.ac.jp/~microb/