豊橋・学校いのちの日

令和3年度学校いのちの日について

 雲のすき間から時折日差しが差し込む天気の中,令和3年度「学校・いのちの日」をむかえました。新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言が発出されている中,感染症予防のため,各教室で放送にて行いました。
 はじめに,全校生徒・全職員で西野花菜さんのご冥福を祈って黙祷を捧げました。
 その後,学校長より「豊橋・学校いのちの日」について講話がありました。

 20210618 学校いのちの日(職員向け校長講話).pdf

 20210618 学校いのちの日(全校集会校長講話).pdf

 2,3,4限は各学級で,学活,「いのち」をテーマとした道徳授業,「いのちの音楽会」を行いました。
 

 
 「いのちの音楽会」では,ヴァイオリン演奏者の大竹広治氏,ピアノ演奏者の鈴木雅子氏をお招きして開催しました。大竹氏は,西野花菜さんが使っていたヴァイオリンでの演奏もしてくださいました。演奏の最後に,本校音楽科担当の水越教諭も加わり,「未来へ」を演奏しました。
 
 

 午後からは,今年で9回目となるバルーンリリースセレモニーを行いました。セレモニーの最初には,花菜さんがデザインした「夢があるっていい」と花菜さんの言葉が書かれた黄色い旗を全校生徒に紹介しました。
 感染症対策のため,全校での群読はできませんでしたが,代表生徒が「命の炎」の群読を行いました。
 


命の炎
僕たちはたくさんの奇跡が重なって
この場所で命の炎を燃やしている
生きているということは
うまくいかなくて腹が立つこと
怒られてはずかしくなること
のり切れず後悔すること
それでも必死に夢を追いかけること
そして愛されているということ
それは何よりも心が温かいということ
命の炎を精一杯燃やそう
ときに誰かの炎を借りて
ときに誰かの炎を照らしながら
強く命の炎を燃やしつづけよう

 花菜さんが好きだった黄色のバルーンに全校生徒一人一人のメッセージをつけて飛ばしました。
 
 

 生徒下校後には,職員の研修として,元豊橋市教育委員会学校教育課長の宮崎正道氏による講話をいただきました。事故当時の状況や私たち職員が生徒の安全,いのちを守るためにはどのような行動をとるべきだったのか等を教えていただきました。

 その教訓を章南中学校の外部へと広げていくことの大切さも教えていただきました。今回の講話で,学校現場として,行事計画の段階から生徒の安全,いのちを最優先に考えること,様々な情報を集めて,危機管理に備えることの重要性を学びました。
 私たち教職員一同,決してこのような悲しい事故を二度と起こさないよう最大限の努力をすることの大切さを多くの学校に広げていきたいと考えています。