日誌

R7学校日記

今週の花「トルコ桔梗(ききょう)」

 花一さんから、今週の花が届きました。「トルコ桔梗」です。名前を聞くと「トルコの花かな?」と思いますが、実はアメリカ生まれの花です。でも、花びらがくるんと波打っていて、トルコの人たちが着ているふわふわの民族衣装に似ていたので、「トルコ」と名づけられたのではないかと言われています。一つの茎から次々に花が咲いていて、花束にすると、まるでバラのように見えるそうです。花言葉には「優しい思いやり」「希望」があります。優しくて、見ている人の気持ちまで明るくしてくれる花です。見かけたら、じっくり観察してみてください。

5年 野外教育活動(2日目)

 2日目の朝。子どもたちの願いが届いたかのように、夜のうちに降っていた雨が止み、青空がのぞき始めました。さわやかな朝の空気に包まれながら、子どもたちは6時に起床。この日の朝食は、カートンドッグ。細長いパンの中にチーズやソーセージを入れ、アルミホイルで包み、それを牛乳パックの中に入れて火をつけます。牛乳パックが燃え尽きるころ、カートンドッグのできあがり。「簡単に作れるのに、こんなにおいしいの!?」と驚いた様子でした。朝食後は、いよいよ海岸へ出発。歩く道中、海が見えた瞬間には「わあ!」「海だ!」と歓声があがりました。砂浜では、班ごとに砂でウミガメやイルカなどの作品を作り、貝殻等で飾り付けをしました。午後は、2日間お世話になった少年自然の家での奉仕作業に取り組みました。バンガローや水場など、それぞれの場所を来た時よりもきれいにしようと、真剣な表情で掃除に向き合う子どもたち。「自分たちが使った場所は、自分たちできれいにする」という気持ちが芽生えており、心の成長を感じました。こうして、2日間にわたる野外教育活動を無事に終えることができました。どの場面でも「一致団結」というテーマを胸に、友達と力を合わせ、助け合いながら過ごすことができました。今回の体験が、今後の学校生活や日常の中でも生きてくれることを願っています。保護者の皆様には、事前準備やご理解・ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

5年 野外教育活動(1日目)

 6月26日、27日の1泊2日で、5年生が少年自然の家で野外教育活動を行いました。テーマは「一致団結 ~頼れる5年生へ~ 」。この目標は、子どもたち自身が話し合いの中で決めたもので、「友達と協力し、力を合わせて野外教育活動を成功させたい」という強い思いが込められていました。当日は天気の影響を考慮し、午後に予定していたウォークラリーを午前に変更。チェックポイントごとにさまざまな課題が出され、班で知恵を出し合って挑戦しました。チェックポイント3では、「校歌を大きな声で歌おう」という課題で、どの班も一人一人が大きな声でしっかり歌いきり、満点を獲得しました。「一致団結」を感じられる歌声でした。午後は、いよいよカレー作り。事前に役割分担を決めていたため、野菜を切る子、火を起こす子など、それぞれが責任をもって取り組みました。包丁の扱いに慣れていない子も、家で練習を重ねた成果を発揮し、手際よく野菜を切っていました。火起こしの班は煙と格闘しながらも、空気の通り道を考えて火加減を工夫し、薪の火を絶やすことなく調理を続けました。できあがったカレーはどの班にとっても格別で、「自分たちで作ったから最高においしい!」と笑顔があふれていました。夜のキャンプファイヤーは、あいにくの雨で体育館での「キャンドルサービス」に変更となりましたが、ろうそくの柔らかな光の中、歌ったり踊ったりして楽しい時間を過ごすことができ、子どもたちの心にはしっかりと灯がともりました。野外教育活動1日目、たくさん活動したので、夜はすぐに眠れたかな?

6年 社会科「わたしたちの生活と政治」

 6年生が社会科の学習として、市役所広報広聴課の職員のかたをお招きして、私たちの暮らしを支える行政のはたらきについて学びました。子どもたちは、これまで「新川校区をよりよくするため」に話し合い、多くの意見が出されました。その中で優先順位をつけ、防犯や交通安全のためにも「街灯を設置してほしい」と考えるようになり、今回、市の職員のかたに要望を聞いていただくことになりました。子どもたちは市のかたに経緯を説明しましたが、「街灯設置に賛成している地域の人は何人か」「何台、どこに設置したいのか」「費用はいくらくらいになるのか」など、実現に向けた具体的な質問を受けました。市の職員のかたは、提案そのものを歓迎しながらも、「説得力のある提案にするためには、裏づけとなるデータや地域の合意が必要」と助言くださいました。子どもたちは、「思いだけでは実現しない。もっと具体的に調べないと」と、現実を実感した様子でした。これからの調べ学習への意欲が高まりました。

クラブ活動(イラスト)

 イラストクラブでは、図書室を使って楽しく活動しています。この日は、図書やタブレットで見つけたお気に入りの絵を見ながら、ノートに丁寧に描き写していました。キャラクターの特徴をよくとらえていて、どの子の絵もとても上手です。活動中は、みんなが集中して描いており、思わず声をかけるのをためらうほどでした。でも声をかけると、「これは○○でね、~~」と、うれしそうに説明してくれました。自分の作品に対する思いが伝わってきて、微笑ましく感じます。色塗りを始めると、子どもたちの表情はますます生き生きとしてきます。「もっと描きたい」という意欲があふれていました。イラストクラブは、子どもたちの感性や表現力をのびのびと育てる、素敵な活動の場になっています。

今週の花「グラジオラス」

 花一さんから今週の花が届きました。今週の花は「グラジオラス」です。グラジオラスは、夏になるとすっと背を伸ばし、上から下へ順に花を咲かせていきます。階段のように並ぶ花の様子は、まるで「花の塔」にも見えます。グラジオラスを見かけたら、何段目まで花が咲いているか、調べてみるのも楽しいです。名前は、葉っぱが「剣」に似ていることから、ラテン語で「剣」を意味する言葉「グラディウス」にちなんでつけられました。勇ましいイメージとはちがい、花びらは柔らかく、風に吹かれてひらひらと揺れます。また、グラジオラスには、「情熱」「思いやり」といった花言葉があります。まっすぐに咲く姿は、前向きにがんばる子どもたちの姿とも重なります。

第1回 学校保健委員会

 第1回学校保健委員会では、「けがゼロ大作戦!~新川小のけがの実態に迫る~」をテーマに、健康委員会の子どもたちが中心となって発表しました。けがの多い学年や場所、起きた場面を調べて発表する中で、学校の実態が見えてきました。さらに、PTAのかたがたにもインタビューを行い、保護者の皆さんが子どもの安全を心配されていることもわかりました。保健の先生からは、けがの原因には「人の行動」と「環境」が関係しているというお話がありました。その視点をもとに、実際のけがの事例を見ながら、「どうすれば防げたのか」を各教室で考える時間をもちました。学校保健委員会での学びをいかし、一人一人が自分の行動に注意し、友達とも声をかけ合いながら、「けがゼロ大作戦」を成功させてほしいと思います。

 

4年 出前授業「私たちのくらしと水道(下水道編)」

 4年生が社会科の学習の一環として、上水道の出前授業を行いましたが、今回は下水道の学習です。市の職員のかたが来校し、わかりやすく教えてくださいました。下水道には、私たちの生活を支える4つの役割があるそうです。1つ目は、臭いや虫の発生を防いで、快適なまちを保つこと。2つ目は、家庭などから出る水をきれいにして、川や海を汚さないこと。3つ目は、大雨が降ったときに町を守ること。4つ目は、処理する中で出た汚れを使って電気や燃料をつくることです。子どもたちは、特に「微生物の力で水をきれいにする」という話に夢中になりました。汚れを食べてくれる微生物を顕微鏡で観察すると、「動いている!」と大興奮。水が茶色だったのは汚れていたからではなく、実は微生物のかたまりだったことや、処理後の水のにおいがほとんどなかったことにも驚いていました。教科書だけではわからない仕組みの裏側を体験することで、下水処理の理解を深めることができました。

ツリーワーカーチームによるクスノキの剪定

 本校の校庭には、大きなクスノキがあります。理科や生活科の学習では、四季の移り変わりを感じさせてくれる存在でもあります。休み時間には、木の下が子どもたちの人気の場所となり、暑い日には木影がやさしく包んでくれます。この度、クスノキの枝がずいぶんと長く伸びたため、高所作業をする用務員のツリーワーカーチームにお手伝いいただき、剪定を行いました。見慣れた景色が少し変わって驚いた子もいましたが、剪定は木の健康を守るための大切なお手入れです。剪定を終えたクスノキの周りでは、子どもたちが変わらず元気に活動しています。そんな子どもたちの姿を、クスノキもどこかうれしそうに見守っているようです。

3年 社会科「地図の学習」(校外学習)

 3年生は、社会科で地図の学習をしています。今回は、学習の一環として校区を実際に歩き、白地図に公園やお店、公共施設などを記入する校外学習を行いました。子どもたちは「ここは住宅が多いね」「あのお店はこのあたりじゃないかな」と友達と話しながら、地図と現地の様子を照らし合わせて観察していました。地図上での位置の確認にも意欲的で、「今どこにいるかわかる?」と問いかけると、「さっき信号を渡って、ここに公園があるから、今はここだよ」と、白地図上で自分たちの現在地をしっかり把握していました。地域のかたとすれ違う際には、子どもたちから元気にあいさつする姿が見られ、「こんにちは」と笑顔で応じてくださるかたもいらっしゃいました。学びの場が地域の人とのあたたかい交流の場にもなりました。