日誌

2024年9月の記事一覧

今週の花「フジバカマ(藤袴)」

 花一さんから届いた「今週の花」は「フジバカマ(藤袴)」です。フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉集や日本書紀、源氏物語、徒然草の中にもその名が登場するほど日本人に馴染み深い花です。花が細長く密集しているため、線香花火のように見えます。かつては川原の土手などに群生していましたが、近年、護岸工事等により、自生できる地域が激減し、絶滅危惧種となっています。名前の由来はいくつかありますが、その中の一つに、フジバカマの花を逆さにすると、藤色の袴から白い足(雌しべの花柱)が出ているように見えることから、名付けられたというものがあります。 花言葉は「あの日を思い出す」。これは、フジバカマの葉を乾燥させると桜餅のような甘い香りを放つことが由来です。古くから、アロマや入浴剤として使われてきました。だんだんと夜が長くなってくるこの時季に、フジバカマの入浴剤を入れて、あの日を思い出しながら、ゆったりしたいものです。

修学旅行(2日目) ~3/3編~

 宿を後にして、はじめに向かった場所は清水寺です。仁王門や三重塔を観ながら本堂(舞台)まで歩き、そこから見える風景と気持ちのよい風に、しばらく佇んでいました。清水寺を出ると、子どもたちが楽しみしていた清水坂散策と買い物です。外国のかたや他校の修学旅行生で混雑していましたが、いろいろなお店を回り、散策を楽しんでいました。次の見学場所は、金閣寺です。金閣寺に向かって細い道を歩いていくと、急に道が開け、黄金に輝く金閣寺が現れました。「おお~」と思わず声を出した子どもたち。足利義満の絶大な権威を垣間見ることができました。金閣寺も観光客がとても多くて、学年学級単位で集合写真を撮ることができません。同行したカメラマンさんの協力のもと、班ごと、流れ作業にように記念写真を撮るのがやっとでした。最後の見学場所は、龍安寺です。石や砂を使って景観を作る枯山水を前に、子どもたちは静かに鑑賞していました。バスガイドさんから、「15個の石があるけれど、14個しか見えない不思議な造りになっている。15個見つけることができるかな」と話を聞いていたので、場所を変えては石の数を確かめていました。帰りは、貸切バスで新川小学校を目ざします。気持ちよさそうに眠る子が多かったです。それだけ一生懸命に活動し、楽しい思い出ができたのでしょう。多くのかたがたの協力を得て、修学旅行が思い出深いものとなりました。何よりも、無事に行って帰ってくることができてよかったです。ありがとうございました。

修学旅行(1日目~2日目) ~2/3編~

 東大寺の大仏さまを見学した後は、班別分散学習です。どこを、どの順番で回って、集合時刻に間に合うように行動するのか、班の仲間と計画をしっかりと立てて臨みました。途中で道がわからなくなり、教員からヒントをもらう班もありましたが、どの班も仲間と協力して活動して、時間内に集合することができました。1日目の見学が終わり、宿は仁和寺の境内にある、落ち着いた雰囲気の御室会館です。料理はとてもおいしくて、子どもたちはぺろりと平らげていました。友達と枕を並べた夜は、どんな話で盛り上がったのかな。

 2日目は、5時30分起床。早く起きたのには理由があります。毎朝、国宝金堂で行われているお勤めに参加するためです。早朝の静けさの中、ふだんは入ることのできない金堂で僧侶の読経を聴き、自分の心と向きあいました。住職から「充実した小学校生活を送るように」とお言葉をいただくなど、境内の宿ならではの貴重な経験をさせていただきました。朝ごはんは、もちろん精進料理でした。お世話になった御室会館のかたがたにお礼を言って、2日目の見学に出発です。

修学旅行(1日目) ~1/3編~

 9月19日、20日、この日を待ちに待った6年生。楽しみにしていた修学旅行がやってきました。7時15分に豊橋駅集合。いつもの登校時間よりも早く、学校より遠い場所への集合でしたが、全員無事に集まりました。どの子もわくわくしている様子が伝わってきます。京都駅まで新幹線で行き、そこからは貸切バスで移動です。はじめに平等院に行きました。子どもたちは「これが10円玉で見た鳳凰堂か」「確かに翼を広げたように見える」と感動していました。鳳凰堂の内部拝観もして、本尊阿弥陀如来像や雲中供養菩薩像を見学しました。約1000年前の文化遺産を前に、言葉を発することもなく見入っていました。次に向かった場所は、奈良公園です。シカが子どもたちを出迎えてくれました。シカは鹿せんべいが欲しいと近寄ってきますが、持っていません。あらかじめバスガイドさんから教えていただいていた「鹿せんべい、持っていないよ」のポーズをして、シカから安全に離れることができました。足を進めて、東大寺の大仏さまを見学しました。社会科の学習で、大仏さまの大きさは知識として知っていましたが、実際に目の前にして、その大きさと迫力に驚いていました。

5年 ベルマーク運動

 この数年間、5年生の「何か役に立つことをしたい」という気持ちから「ベルマーク運動」に取り組んできました。年度当初、担任が今年の5年生に「ベルマーク運動」についてどうしたいのか尋ねると、「よいことは続けていきたい」「ぼくたちもぜひやってみたい」という返事が返ってきました。5月に、5年生が各教室に行って、「ベルマーク運動」についての説明と協力を呼びかけました。9月は、3度目となる回収日です。代表児童が各教室を回って協力へのお礼を言い、たくさんのベルマークをうれしそうに持ってきました。ベルマークをどのように活用するかは、これから相談をして決めていきます。ちなみに、これまでの活動で各教室に大きなタイマー時計を贈ることができました。大変重宝しています。5年生の活躍のおかげです。

委員会活動(前期最終)

 5年生と6年生が行っている委員会活動が、前期最終日を迎えました。それぞれの委員会で前期を振り返り、後期のめあてを決定しました。緑化委員会は、「水やりをがんばったけど、暑い日が続いたので水が足りなかったかもしれない。もっと水をあげればよかった。忘れそうになったときもあった」と振り返りました。緑の羽根の募金活動では、「放送で呼びかけるだけでなく、みんなにもっと知ってもらえるようにしたい」と、これまでの活動に工夫を加え、バージョンアップしていく方法を話し合いをしました。給食委員会は、「きらいなものでも、一口食べようキャンペーン」を企画し、その内容や広報の仕方について話し合いました。どの委員会も、学校生活を充実させようと一生懸命に活動しています。

今週の花「お月見セット」

 中秋の名月(旧暦の8月15日の十五夜)の日に、花一さんから届いた「今週の花」は、「お月見セット」です。中秋の名月を鑑賞する風習は、平安時代までさかのぼり、ススキなどの花を飾ったり、お月見団子などをお供えしたりして美しい満月を楽しみます。「お月見セット」には、ススキ(薄)、オミナエシ(女郎花)、ワレモコウ(吾亦紅)、キク(菊)、ケイトウ(鶏頭)がありました。満月との共演は、心を癒してくれるに違いありません。ススキは、豊作を祈る稲穂に代わるものとして飾られるようになったといわれています。ススキの「スス」は「スクスクとまっすぐに育つ」という様子をあらわし、ススキの「キ」は「茎」や「草」という意味があります。どんどん立派に生長していくことから、「ススキ」と名づけられました。平安時代の人々に思いを馳せながら、お月見を楽しみたいですね。(今年の中秋の名月は、満月の1日前です)

4年生「校区探検(高誠堂さんの見学)」

 4年生が社会科の学習の一環として、校区の「豊橋筆」を扱うお店「高誠堂」さんの見学に行きました。お店には、細筆、太筆、大きくて長い筆、硯などがずらりと並び、子どもたちは興味津々で見学しました。子どもたちはお店のかたにいろいろ質問をして、筆はウマ、イタチ、タヌキ、ネコなどの毛を使っていること、動物の毛の特徴をいかして細筆や太筆に使い分けていること、最近は材料の調達が難しくなっていることなどを知りました。これから、子どもたちがどのような追究をしていくのか、とても楽しみです。また、筆を使った後にしっかり墨を洗い流しておかないと、筆が硬くなり墨汁を吸わなくなるので、字を書いている途中でカサカサになってしまうことや、字を上手に書くには道具を大切にすることが大事だと教えていただきました。地域ボランティアさんの付き添いもあり、安全に、楽しく行くことができました。

全校集会

 給食の時間の後、テレビ放送で「全校集会」を行いました。全校集会では、「市読書感想文」「敬老メッセージ」「福祉ポスター」で入賞した子の表彰を行いました。賞状を受け取る際のうれしそうでいて、堂々とした態度に、「よかったね。おめでとう」の言葉が自然と出てきます。表彰式はすぐに終わってしまいますが、そこに至るまでの努力は簡単ではなかったはずです。構想を考え(悩み)、かいては消してを繰り返し、時間もパワーも使ったことでしょう。入賞する数が決まっているので一部の子の表彰となりましたが、賞に入らなくても一生懸命に取り組んで、よい作品を作り上げた子がたくさんいました。表彰の後は、「敬老の日」「秋分の日」の祝日の意味について話しました。祝日には、その意味を思い出して過ごしてほしいと思います。

通学団・班長会

 2学期が始まった9月も第2週目を迎えています。子どもたちの登校の様子について、班長さんが振り返り、困ったことがあれば相談する時間を設けました。集合時刻や並び方、歩き方などについては、多くの班で「○」の振り返りができました。「あいさつ」については課題が残ったようです。「まだ眠たいから…」「暑いから…」ということが原因なら、はじめに一回、元気なあいさつをしてみてください。びっくりするくらい頭も体もスッキリ目が覚めますよ。暑さも苦にならなくなります。19日、20日は修学旅行があるため、6年生がいません。5年生や4年生を中心に、班長さん・副班長さんがやってきてくれたことを真似て、安全に通学班登校してくださいね。

今週の花「菊」

 花一さんから届いた「今週の花」は「菊」です。平安時代の歴史書物の中に菊の歌が載っていたことから、貴族の中で菊が人気の花になったそうです。そして、鎌倉時代の後鳥羽上皇が自分の刀に菊の紋を入れたことで、皇室の紋章として用いられるようになりました。江戸時代には、菊を食用として食べるようになり、風邪をひいたときの漢方薬としても使われました。また、「菊」といえば、「電照菊」を連想するかたも多いのではないでしょうか。電照菊とは、花芽ができる前の時期に灯りで照らし、人工的に日照時間を長くすることで開花時期を遅らせた菊のことです。お隣の田原市は、日本一の電照菊の生産地となっています。電照菊のハウスの灯りがイルミネーションとなり、とてもきれいです。菊はとても身近な花で、エピソードにこと欠きません。

校区大運動会

 8日(日)に、台風10号の影響で延期となっていた「校区大運動会」が新川小学校運動場で行われました。出場した町は「魚町」「大手町」「小畷町」「呉服町」「神明町」「新吉町」「第二向山町」「中世古町」「札木町」「船原町」「前田町」「前田一丁目」「前田二丁目」「吉田町」です。歴史を感じさせる町名がずらりと並び、それを見ているだけで「すごい校区だな」と感じ入ります。競技では、幼児等が参加した「がんばれチビッコ!」、キレのよいダンスを披露した新川P・LATS、1.2.3年生がスピードとパワーを発揮した「棒取り合戦」、4.5.6年が梯子や網などの障害を攻略した「新川大障害」は、楽しく応援することができました。町内のプライドをかけた「綱引き」「玉入れ」「男女混合リレー」は、楽しくも真剣に戦う姿があり、応援にも熱が入りました。あらためて、新川校区の力強さを感じさせられる校区行事でした。

夏休み児童作品展

 夏休み児童作品展を開催しました。夏休み中に子どもたちががんばって作り上げた自由研究、歴史や社会科の内容をまとめたもの、Sebone「お店をつくろう」作品、工作、絵画などが展示されました。自由研究では、ふだんの生活の中で思っていた疑問を調べ学習で知識を得た後、実際に実験して解明するものが多かったです。Sebone「お店をつくろう」の作品は、「本当にこんなお店があったら楽しいだろうな」と、実現してほしいお店ばかりです。微笑ましい作品、時間をかけて取り組んだことが伝わってくる作品、アイデアのすばらしい作品、家族との思い出が表現されている作品など、時間がたつのを忘れて見入ってしまいました。

第1木曜日は「なかよし班」活動の日

 毎月の第1木曜日には、「なかよし班」で遊ぶ時間を設定しています。「なかよし班」とは学年の枠をこえて6年生から1年生まで入る異学年の班です。今回は、上級生が考えた遊び「ハンカチ落とし」「はじめの一歩」「ばば抜き」「イラストしりとり」「歩いて鬼ごっこ」「爆弾落としゲーム」「椅子取りゲーム」などをしました。低学年でも楽しめるようにルールを工夫してあり、どの班からも笑い声が絶えませんでした。夏休みが明けて初めての「なかよし班」活動。異学年の友達とかかわって遊ぶことの楽しさを実感していました。

2学期の給食開始

 2学期の給食が4日(水)から始まり、学校生活のリズムも戻ってきました。子どもたちは、給食の時間が待ち遠しかったようで、「給食だ~」「お腹、すいた~」の声が聞こえてきます。給食当番はテキパキと配膳を行いました。1年生の給食当番も1学期でやったことを覚えていて、あっという間に配膳を終わらせていました。今日の主な献立は、サーモンフライ、茹で野菜、すまし汁です。サーモンフライは人気の献立で、おいしそうに平らげていました。すまし汁もだし・醤油・塩のバランスがちょうどよく、おかわりしたくなるほどおいしいです。給食に関わる多くのかたがたに感謝しながら、「いただきます」「ごちそうさま」

避難訓練(地震)

 夏休み中の8月8日、九州の宮崎県で震度6の地震が起き、そのあと「巨大地震注意」が発表されました。そのことを受け、当初は不審者対応の避難訓練を計画していましたが、地震を想定した避難訓練に変えて実施しました。地震後の火災発生場所(仮定)の関係から、通常時には使わない非常階段を利用しての避難でした。各学級では、揺れたときは物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」ところで頭を守ることの大切さ、そして、避難するときは「押さない、走らない、喋らない、戻らない」ことの大切さを指導しました。ふだんから、『地震が起きたらこうしよう』と避難行動を考えておくことは、命を守るために必要なことです。学級でも折を見て話をしていきます。ご家庭でも地震が起きた場合の対応について、何度でも話し合う機会をもっていただければと思います。

今週の花「リンドウ(竜胆)」

 2学期になり、花一さんが早速お花を届けてくださいました。今週の花は「リンドウ(竜胆)」です。「敬老の日」など秋の行事でよく見られる花です。花言葉は「勝利」「正義感」で、リンドウの根は漢方薬として使われることがあり、「病に打ち勝つ」という意味からきています。また、リンドウの根がものすごく苦いことから、「まるで竜の胆のように苦い」という意味で「竜胆」(リュウタン)と名づけられました。そして、長い間に「リュウタン」「リムタウ」「リンタウ」「リンダウ」「リンドウ」と変わっていったそうです。

 夏休みが明けたばかりの掲示物の少ない教室に、青色のリンドウがひときわ目立ち、子どもたちを元気よく迎えています。

2学期スタート

 今年は9月2日が2学期始業の日です。登校時の子どもたちは少し眠たそうでしたが、教室で友達に会うと、楽しそうにおしゃべりをしている姿があちこちで見られました。始業式では、3年生と4年生の代表の子が、「目標に向かって挑戦したい」「行事をがんばりたい」と2学期の目標を発表しました。堂々と発表する姿に、しっかりと準備をしてきたことが伺えました。その後は、待ちに待ったPTAの皆さんからの「あずきアイス」の差し入れがありました。子どもたちは「おいしい~」と、うれしそうに口にしていました。「さぁ、2学期もがんばろう!」、そんな気持ちにしてくれた1日でした。