学校ブログ 創立151周年の記録(主担当:校長)

~日々の様子~

校長室の高さはどのように測りますか?バットの体積はどう求めますか? 5年算数

5年生の子どもたちが、自ら校長室に飛び込んできてくれました。子どもから来てくれる機会は少ないので、実はとってもありがたいのです。用件は、いろんなところの体積を調べるという学習テーマの勉強だそうです。職員室や、印刷室でも同じテーマで学習活動が行われていました。金庫、冷蔵庫などの体積を求めていました。結果は、5月2日の授業参観で結果を発表するそうです。お楽しみに!

「校長室の体積は?」と一人の子どもがつぶやきます。盛り上がってきました。メジャーを使って部屋の縦、横を測ります。荷物があって、測りにくい方が、やりがいがあるようです。

高さはどう測りますか。これこそ、問題解決的学習です。「ここに、こんな棒があったよ。」と助け舟を出すと、すぐにこの棒を使って部屋の高さを測る方法に気づいてくれました。この体験が、確かな学力を生み出します。我ながら、珍しくいいことをした気分になりました。このチームは、体育館の体育倉庫でもこの技を使って体積を図ってくれたそうです。

バットを手にした子どもがいました。体積を図ろうと考えたそうですが、わたしがヒントを出した円柱の求め方をまだ習っていなかったので、やむをえず断念しました。でも、今は、後悔しています。いい方法がありました。皆さんならどうしますか。

数日あとのことですが、バットを水槽に沈めれば体積を求められることに気づきました。バットが水槽に入らないならば、半分に切ればよいのです。そのことを子どもに気づいてもらえれば、論文にも書けそうな、すごい学習活動となったのになあと残念に思いました。定年延長で学級担任に戻る機会をいただいたら、やってみようと密かに企んでいます。授業づくりは楽しそうです。校長は気楽なもんだと叱られそうですが...。