日誌

2025年11月の記事一覧

今週の花「ストレリチア」「パンパスグラス」

 「花は『花一』」さんから届いた「今週の花」は、「ストレリチア」と「パンパスグラス」です。鮮やかなオレンジと青紫の花を咲かせる「ストレリチア」。南アフリカ原産で、その姿がまるで鳥が羽を広げたようだと言われ、“Bird of Paradise(極楽鳥花)”とも呼ばれています。自由や祝福の象徴ともされ、見た人の心を明るくしてくれます。次に、背の高い芦のような葉の中からふわふわの穂が顔を出すパンパスグラス。南米の高原が原産地で、風になびく銀白色の穂が季節の移り変わりを知らせてくれます。子どもたちが、花を通して「世界にはこんな形や色の植物があるんだな」と植物の不思議に気づくきっかけになればと思います。

5年 災害と防災~消防団のかたのお話を聞きたいな~

 5年生は、総合的な学習の時間で「災害・防災」をテーマに学習を進めています。これまで、自分たちで資料を集め、災害について調べることから学習を始めました。さらに理解を深めるために、校区の消防団のかたを学校にお招きし、直接お話を伺いました。火事や土砂崩れの現場に出動したときの体験談や、家庭でできる防災の工夫を聞き、子どもたちは災害が決して遠い町のできごとではないことを実感しました。また、近日行われる地域の消防体験についての紹介があり、子どもたちは「AEDを使えるようになりたい」「起震車に乗って揺れを体験してみたい」と、地域の行事に自ら参加しようとする意欲を高めていました。3年生が社会科で「地域を支える消防団のはたらき」を学ぶのに対し、5年生は「防災に向けて、自分たちは何ができるのか」を考える学びをしています。防災を自分ごととして追究していってほしいと願っています。

クラブ活動(ボードゲーム)

 今回のクラブ活動の時間、ボードゲームクラブをのぞいてみました。教室では、オセロや将棋など、頭を使うゲームに夢中になる子どもたちの姿が見られました。オセログループでは、リードして喜んでいた子が、次の相手の一手で一気に色をひっくり返され、「うわぁ!」と悲鳴のような歓声をあげる場面もありました。逆に、劣勢から見事に逆転した子はガッツポーズ。中には、四隅を取ると勝負が決まったようにうれしそうにほほえむ子もいました。先を読んで駒を置く姿は、まるで小さな戦略家のようです。将棋グループでは、駒の動かし方を習いながら挑戦する子もいれば、先生を悩ませるほど見事な一手を指す子もいました。勝っても負けても「次はこうしてみよう」と前向きに考える時間。クラブ活動のボードゲームを通して、子どもたちは粘り強く考える力を育んでいます。

3年 自転車安全教室

 3年生が、市役所安全生活課や交通指導員のかたがたのご協力のもと、自転車安全教室を行いました。子どもの交通事故のうち、およそ半数は自転車によるものだそうです。自転車に乗れるようになり、行動範囲が広がる3年生にとって、とても大切な学習です。はじめに、講師のかたから「自転車に乗るときは必ずヘルメットをかぶりましょう」と、安全を守る基本について教えていただきました。その後、ブレーキの効き具合、タイヤの空気圧、サドルの高さなどを確認する点検の仕方も学びました。点検の合言葉は「ブタハシャベルラ」。子どもたちはリズムに合わせて楽しく覚えていました。続いて行われた実地練習では、交通指導員のかたが一人ずつの走行を見守り、安全な乗り方を丁寧に指導してくださいました。学んだことをこれからの生活でいかして、「交通事故ゼロ!」

1年生&ひまわり組 サツマイモの収穫

 1年生とひまわり組の子どもたちが、春に植えたサツマイモの収穫を行いました。5月につるさしをしてから、夏の間は水やりや草取りを続け、ようやく迎えた収穫の日。子どもたちはわくわくした様子で学習園に集まりました。子どもたちは、お芋が折れてしまわないように、慎重に土を掘っていきます。やがて土の中から赤紫色のサツマイモの姿が見えてくると、「あっ、出てきた!」と歓声が上がりました。土を払ってやっと抜けたときには、「先生、見て。こんなに大きいのがとれたよ!」とうれしそうに見せてくれました。これまでの世話の積み重ねが、立派な実りとなり、子どもたちの手に戻ってきました。

今週の花「スターチス」

 「花は花一」さんから届いた「今週の花」は、「スターチス」です。カラフルで、ドライフラワーにしても色あせにくい花、スターチス。ピンク、むらさき、黄色などさまざまな色があり、乾いた花びらは水がなくても形を保ち続けることから、「いつまでも残る思い出の花」とも呼ばれています。ある国では、旅立つ友達の手にスターチスの花をそっと渡す風習がありました。「あなたとの時間を忘れません」という気持ちを込めた合図だったといわれています。花言葉の「変わらぬ心」「しあわせな記憶」も、そこから生まれたそうです。学校でも、友達とのかかわりや、心に残る経験が子どもたちの成長につながっています。スターチスのように、心に残る思い出や優しさを大切にしてほしいと思います。

花一さんが、「青少年育成賞」を受賞されました!

 本校に、毎週花を届けてくださっている「花一」さんが、その長年の活動を讃えられ、「青少年育成賞」を受賞されました。令和元年から、本校の学級の数だけ異なる季節の花を、無償で届け続けてくださっています。教室に花があると、子どもたちは「今週はどんな花かな」と楽しみに花瓶をのぞき込みます。色や形の違いに気づいたり、花の名前を調べたり、「もうすぐ春だね」「この花、おばあちゃんの家にもあるよ」と会話がうまれます。常に教室に花があることで、空気がふわっとやわらぎ、心が落ち着く時間が流れます。自然の美しさを感じること、季節の移ろいに気づくこと、人の善意にふれること。花一さんのおかげで、子どもたちはその全てを日常の中で学んでいます。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

赤い羽根共同募金

 運営委員会の児童が中心となり、「赤い羽根共同募金」を行いました。運営委員は、朝登校するとすぐに集合し、募金箱を持って各教室を回りました。あらかじめ協力を呼びかけていたこともあり、運営委員の姿を見つけた子が「募金、持ってきたよ!」と笑顔で駆け寄る姿も見られました。職員室にも出向き、先生方に「赤い羽根共同募金をお願いします」と声をかけていました。1週間かけて集まった募金は、社会福祉協議会を通して、地域の福祉活動に役立てられます。子どもたちは集まったお金を見ながら、満足そうな表情をしていました。自分たちの行動が、地域の役に立つことを実感することができました。