日誌

4年 筆作り体験

 4年生が、社会科「伝統工芸」の学習の一環として、豊橋筆の職人さんを講師に迎え、筆作りの工程について学び、筆作りを体験しました。筆作りでは、はじめに筆を管に接着させました。ボンドを乾かしている間に、筆の穂の長さや太さ、毛の硬さや弾力に違いのある毛を使い分けて、水を使って混ぜ合わせる「練り混ぜ」という工程を体験しました。この工程により、豊橋筆の特徴である墨になじみやすく、滑るような書き味が実現するそうです。また、抱きかかえるほど大きな筆を見て、目を丸くしていました。仕上げは、筆に糊をたっぷりつけた後、糸を使って筆先を揃えながら糊を搾り取ります。この工程が難しくて、職人さんが上手にやって見せると、子どもたちから拍手が起きました。その後、子どもたちは職人さんの手を借りながら、なんとか仕上げを終えました。自分が作った筆をいろいろな方向から見て、どの子も満足そうにしていました。