卒業式

今日は卒業式。20人の友達が学び舎を巣立ちました。

 

緊張と感動の卒業式、みんなの表情はにこやかでした。

 

コネタも、在校生のみなさんといっしょに卒業生をお祝いしました。いすに座っているコネタの後ろ姿、なかなかのものですね。

 

担任の先生も、とびきりの笑顔を見せていますが、実は・・・(ないしょです)


みなさんの卒業を心から祝福します。中学校へ行っても、変わらず元気でいてください。

 

最後に、校長先生の式辞を紹介します。

 

カタクリの花が、西郷の里に春の訪れを告げ、可憐な花を咲き誇らせるときが近づいてきました。

本日ここに、ご来賓の皆様、保護者・ご家族の皆様のご臨席を賜り、豊橋市立西郷小学校第77回卒業証書授与式を挙行できますことを心から喜び、厚くお礼を申し上げます。

さて、小学校六年間の課程を修了し、巣立ちの日を迎えた二十名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。卒業証書を手にした今、皆さんは夢と希望に満ちた未来へと心が向いていることでしょう。

皆さんが最高学年として活躍したこの一年間、小学校生活の中でも思い出深い一年間であったと思います。特に、コロナによる制限がなくなり、元の学校生活に戻ったことを実感できるそんな年でした。

修学旅行では、友達との夢のようなひとときを過ごしながら歴史を学びました。本物の迫力を感じながら千年以上も昔の様子に思いを馳せたことでしょう。

学芸会では「大きな河と魔神のランプ」を熱演しました。本当に大切なものは何なのか、大切なものを守るために自分にできることは何なのかを考えさせられた劇でした。この劇を通して、皆さんは自分の生き方について考えたことでしょう。

教室での学習においても、タブレット機器を自在に使い、自分の考えを構築したり発表したりする姿に、近未来の学校教育の姿を予感させてくれました。

さて、アメリカのメジャーリーグで活躍している大谷翔平選手の名前は皆さんもよく知っていると思います。冬休みには、大谷選手からのプレゼント、大谷グローブが学校に届きました。大谷選手は、野球が上手というだけでなく、考えていることも立派です。たとえば、昨年3月のWBCワールドベースボールクラシック決勝戦前にチームメイトに語った言葉「憧れるのをやめましょう。ぼくらは今日、トップになるために来たので」という言葉は、多くの人を感動させた名言でした。そんな大谷選手の言葉をもう一つ紹介します。

「成功するとか失敗するとか、僕には関係ない。それをやってみることの方が大事」

この言葉は、アメリカへ行くために、当時在籍していた日本ハムファイターズの監督を説得した言葉です。大きな舞台に向かってチャレンジしたいという希望、そして、結果を恐れず立ち向かおうとする勇気がよく表れています。

皆さんは、四月から中学校へ進学します。この先、今までとは違うことに戸惑ったり、失敗したりすることがあるでしょう。そんなときには、大谷選手の言葉「やってみることが大事」を思い出して、前に向かって進んでいってください。

最後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業おめでとうございます。

今、お子様の立派に成長された晴れ姿に、感慨もひとしおと、お喜び申し上げます。お子様はいよいよ中学生です。人生において最も多感な時期に入ります。楽しみの多い反面、保護者として悩むこともあるかと存じます。そのような時、皆様の前向きに生きる姿がお子様を勇気づけ、よい方向へ導いていきます。そして、お子様が夢に向かう姿を温かく見守り、家庭で笑顔の花をたくさん咲かせてください。この六年間、本校にいただきました深いご理解とご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

また、本日ご臨席いただきましたご来賓の方々には、日ごろから本校の教育活動に対しまして、温かなご支援やご協力をいただいておりますことに、心よりお礼を申し上げます。

卒業生の皆さん、卒業、それは次への新しい始まりです。皆さん一人一人の未来に幸多かれと心からお祈りし、式辞といたします。

 令和六年 三月十九日

 豊橋市立西郷小学校長 豊田博志