学校ブログ 創立151周年の記録(主担当:校長)

蝶にもきっと心が宿っているのでしょう。 3年アゲハチョウとの別れ

3年生が、教室で育ててきたアゲハチョウが、幼虫、さなぎと順調に育ち、無事に羽化しました。そして、小雨が降るこの日の帰りに、アゲハチョウを自然に返すこととなりました。

最初に虫かごから放そうとしたアゲハチョウは、子どもたちが促しても、子どもの手から飛び立とうとしてくれません。別れを惜しんでいるような、そんな切なさを感じる一場面となりました。

同時に羽化した別のアゲハチョウは、虫かごのふたをあげると、ためらいもなく元気に空に舞い上がっていきました。 

空に飛び立っていった仲間のアゲハチョウの様子を見たからでしょうか、子どもの親指にずっととまっていたアゲハチョウも、別れの決心がついたのか、続いて空に飛び立っていきました。3年生の子どもたちとともに、こんな場面を目撃し、蝶にも心が宿っているように感じられた瞬間でした。学校生活は、日々こんなドラマチックな場面が繰り広げられています。