日誌

スタートライン

 
 職員すら知らされなかった、8月17日清川康輔先生 結婚式の極秘情報は、どこから、どう伝わったのでしょうか。

 当日式場には、3年生、6年生、卒業生等と、彼が担任として関わった子どもたちが登場し、式に花を添えてくれました。子どもたちの笑顔や祝福の言葉に囲まれて、なんと二人は幸せそうな表情なのでしょう。彼の言葉を借りれば、こうして新しい人生のスタートラインに立ったことで、いかに周りの人たちに支えられて生きてこられたかがわかったそうです。

 結婚に限らず、人生においても、人は何度もスタートラインに立ちます。そしてそこで立ち止まることで、今までの人生を顧みたり、これからを展望してみたりと、視野が開けて新たな一歩が踏み出せるのです。

 さて、そのスタートラインと言えば、8月末、長年の願いが叶い、小池神社横に信号が設置されスタートしました。これまでここは、朝夕の車の通行量が多く、しかも若干カーブする道で見通しがよくなく、さらに加速して走る車も多く、校区で一番の危険箇所で、子どもたちの通学に危険が伴っていました。しかし、こうして、安心して横断歩道を渡る子どもたちの姿を見ていると、校区の自治会長さん、議員さんをはじめ、校区の皆様のご尽力、ご協力に対して感謝の言葉も尽きません。さっそうと立っている信号は、さながら清川先生と同じで、その陰に、多くの人たちの存在を感じます。信号機のついた横断歩道は短いですが、その数メートルに10年以上の人々の苦労が詰まっているのです。

 夏休みが終わりました。職員の吉報、校区の朗報に包まれて、また子どもたちの学校生活がはじまります。子どもたちは、スタートラインに立ち、夏休みをふりかえりつつ、新たな一歩を踏み出そうとしています。