日誌

2024年10月の記事一覧

今週の花「スターチス」

 今週の花一さんから届いた「今週の花」は、「スターチス」(学名は「リモニウム」)です。「スターチス」の名前は、ギリシャ語の「statizo(止める)」が語源で、下痢の症状をやわらげる薬草として利用されてきたからとされています。和名は「花浜匙(はなはまさじ)」で、浜辺によく咲くことと、花の形が匙(スプーン)に似ていることから名づけられました。日本へは昭和になってから入ってきました。スターチスは、花持ちがよいのが特徴です。それは花のつくりに秘密があり、「花」に見える色のついている部分が、実は「ガク」です。(花は、ガクの中に咲く小さな白い点々) 花が終わってもガクの部分は残るので、花が長持ちしているように見えます。そのため花言葉は「変わらない」という特徴からイメージされたものが多く、「永遠に変わらない心」「途絶えない記憶」などがあります。花の名前や花言葉の由来などを知ると、その花を身近に感じられて楽しいです。

3年 理科・磁石の性質

 3年が、校区市民館長の金子さんをお招きして、「磁石の性質」の学習をしました。授業では、磁石につくもの、つかないものを探したり、2つの磁石には引き合う向きと退け合う向きがあることを見つけていきました。そして、磁石の引き合う・退け合う性質を利用した乗り物があると話すと、一人の子どもが「リニアモーターカーだ」と発言しました。退け合う力を利用して車体を浮かせることがわかっても、ピンとこない様子の子どもたち。すかさず、「リニアモーターカーの模型があるけど、見たいかい?」と問うと、子どもたちは「見たい、見たい。」の大合唱。模型を持ってくると、あっという間にリニアモーターカーを取り囲みました。金子さんがリニアモーターカーを走らせると、子どもたちは車体の下をのぞき込んで、「本当だ。浮かんで、走ってる!」と興奮していました。磁石を見る目が変わりました。

競書大会

 先週、各学年の日程で、競書大会が行われました。ねらいは、始筆、終筆に注意し、大きくのびのび書くことができるようにすることです。課題は、1年が「ことしは、かぞくみんなで、はつ日を見ました。 大きくて、とてもきれいでした。」、2年が「お正月に、妹とたこあげをしました。 青い大空に、たこが高く上がりました。」、3年が「正月」、4年が「元気」、5年が「出発」、6年が「理想」です。なお、1、2年生は硬筆、3~6年生は毛筆となっています。競書大会の様子をそっとのぞいてみると、キーンと張り詰めた空気が流れていて、いつもの楽しい雰囲気の教室とは違います。お手本を何度も見ては、慎重に書いています。一文字書くごとに、深呼吸をしている子もいました。早く書き終えても、まだ書き終えていない友達のために、音を立てずに静かに待っている姿は立派でした。終わりのチャイムが鳴ると、やり切った感と疲労感が漂っていました。競書大会の力作は、10月18日から子どもたちに、11月16日学習発表会の日に保護者の皆様に展示してご覧いただく予定です。どうぞお楽しみに。

5年 出前授業「防災講話(地震) ~自分の命は自分で守ろう~」

 市役所防災危機管理課のかたをお招きして、5年生が「防災(地震)」の出前授業を行いました。大きな地震が発生すると、割れたガラスが降ってきたり、ブロック塀が倒れてきたり、ピアノが移動してきたりするなど、東日本大震災や能登地震で実際に起きた災害を例にあげて説明されました。そして、地震が起きた時、自分の命を守るのに大切なのは、落ちてくるもの、倒れてくるもの、移動してくるものの危険から遠ざかること、平常時は何から離れたらよいか、あらかじめ考えておくことが大切だとお話されました。子どもたちはこの話を着眼点として、周囲を見渡し、危険なところを出し合いました。防災危機管理課のかたから、「実際に歩いて危険なところを探し、地図に書き込んでいくとよい」と教えていただきました。これから子どもたちは、子どもたちの視点によるハザードマップ作りを行っていきます。完成したハザードマップが、他の人にも参考にしてもらえるくらいのものに仕上げてほしいです。がんばれ、5年生。

今週の花「スプレーバラ(薔薇)」

 花一さんから、今週の花が届きました。「スプレーバラ(薔薇)」です。よく見かけるバラを「スタンダードバラ」と呼ぶことがありますが、スタンダードバラは、1本の茎に、1輪の花がついています。これに対してスプレーバラは、1本の茎が枝分かれして、花がいくつかついています。「スプレー」には、「枝分かれ」という意味もあり、スプレーバラと呼んでいます。ですから、枝分かれした菊のことを「スプレー菊(マム)」と呼ぶこともあります。中世ヨーロッパでは、バラの美しさが人を惑わすとされ、修道院で薬草として栽培されるもの以外は禁止されました。日本へは、江戸時代までに伝わっていたと言われています。また、青色のバラは存在しませんでしたが、2004年に日本のサントリーが青色のバラを開発したと発表しました。この「サントリーの青いバラ」の花言葉は「夢かなう」です。実感のこもった、素敵な花言葉ですね。

クラブ活動(バドミントン&卓球)

 久しぶりにクラブがありました。今回は、バドミントンクラブと卓球クラブを参観しました。両方のスポーツとも、パリオリンピックで盛り上がったこともあり、子どもたちの気分は、すっかりオリンピック選手です。バドミントンでは、「シダマツペア」のような女子ダブルスや、「ワタガシペア」のような混合ダブルスで試合をしていました。得点が入ると大喜びです。先生とゲームをして、先生が勝つと、「大人げない~」と言いながら、もう一度ゲームを申し込んでいました。卓球クラブも張本選手や早田選手を思い描きながら、球を打ってはレシーブしていました。注目したのは、卓球台です。人気の卓球クラブなので、人数に対して卓球台が足りません。そこで、高さが少し違う長机を2つ並べて卓球台にしています。インスタント卓球台は凸凹しているため、球がイレギュラーな動きをすることがあります。そこを楽しみながら真剣勝負をしていました。たくましい子どもたちです。

3年 自転車安全教室

 3年生が、市安全生活課、警察、交通指導員のかたがたのご協力のもと、自転車安全教室を行いました。子どもの交通事故のうち45%が自転車での事故らしく、自転車を乗り始めるようになり、行動範囲も広がってくる3年生には、ぜひとも受講してほしい教室です。はじめに、子どもたちが持参したヘルメットをいつものように被ってもらいました。すると、被り方が浅かったり、あご紐が長くてヘルメットが固定されていなかったりする子がいました。図を使って、正しい被り方を教えていただきました。また、ブレーキの効き具合やタイヤの空気圧、サドルの高さの調節など、安全に自転車に乗るために必要な点検についても教えていただきました。点検項目を忘れないように、「ブタハシャベルラ」で覚えましょうと、楽しく教わりました。その後、実際に自転車に乗っての実地指導です。安全生活課や警察のかたから教えていただいた安全な乗り方ができるように、交通指導員が一人ずつ確認し、支援しました。新川の子だけでなく、全ての人が交通事故に遭わないことを祈っています。

PTA学校合同行事「Enjoy ボッチャ」

 10月5日(土)に、PTA学校合同行事が行われました。今年は「ボッチャ」に挑戦しました。校区スポーツ推進委員さんから、「Enjoy ボッチャ」を紹介されての開催となりました。ゲームを始める前に、ルールを教えていただきました。自分の球を、相手より白い球の近くに置いた方が勝ちという、わかりやすいルールなので、どの子もすぐにボッチャを始めることができました。ゲームを見ていると、自分のボールを相手のボールにぶつけて、遠くに飛ばそうかな」とか、「それより自分のボールを白い球に近づけようかな」と、勝つための作戦を考えて投げていました。思い通りに球を投げることができると、うれしそうに飛び跳ねたり、仲間が声援や拍手を送ったりして、大変盛り上がりました。保護者のかたも楽しそうに見学していました。球を全部投げ終え、自分の球と相手の球と、どちらが白い球に近いのか微妙なときは、審判の持っている測定器を食い入るように見ては一喜一憂していました。(「一憂」するほど悲しんではいませんが)終わりの会で児童代表がお礼を言い、体育館を出て行くときは、「Enjoy ボッチャ」のかたがたと手を振ってお別れしました。PTA学校合同行事をきっかけにボッチャの楽しさを知りました。これからもボッチャをEnjoyしていきたいと思います。

今週の花「水引草(ミズヒキソウ) & 彼岸花(ヒガンバナ)」

 今週の花一さんから届いた「今週の花」は、「水引草と彼岸花」です。

 水引草の花は遠目で見ると赤い花のようですが、近くでよく見てみると一つの花に赤と白の二色入っていて、とてもかわいらしいです。「水引草」の名前の由来は、全体の姿がお正月飾りやご祝儀袋の水引紐に似ていることから、「水引」という名前がついたそうです。花言葉は、「感謝の気持ち」「喜び」。水引草の種は、人の服やペットに付いて移動するので、意外なところで水引草が咲いていることがあります。

 彼岸花は、人里に近い川岸や田のあぜ道でよく見かけ、花・茎・葉・球根の全てに毒のある花です。「彼岸花」の名前の由来は、秋の彼岸の頃に開花するという説や、毒のあるこの植物を食べてしまうと「あの世に行ってしまう」=「彼岸に行く」という説があります。少し怖いように感じる彼岸花ですが、その毒を利用して、モグラやネズミから稲や野菜などの農作物を守ったり、埋葬された遺体を守ったりしたという言い伝えもあります。また、彼岸花は自分が咲く時期を知っていて、彼岸花を見かけた人が、「彼岸花って、毎年お彼岸の頃になると、忘れることなく、必ず咲くね。不思議だね」と思わず言葉にしてしまうほどです。やっと涼しさを感じられるようになってきました。

5年 トヨタ自動車田原工場見学

 5年生が社会科の学習の一環として、トヨタ自動車田原工場へ見学に行きました。移動は貸切バスです。はじめに画像を見ながら、田原工場で働く人が8610人もいることや、1日に800台の自動車を生産していることなどを教えていただきました。その後に、はたらく人が安全に自動車をつくるための遮光マスク(溶接面)を身につけたり、高熱のアルミから身体を守る耐熱服を着たりしました。また、一定の速さで正確な作業がくり返しできるようになる訓練「ミネソタ」を体験し、はたらく人の努力を知りました。組立作業では、ロボットが接着剤を均等にぬり、作業員が確認後、正確に取り付けている様子を見て、人と機械の長所を活かした作業になっていることに気がつきました。最後は、多くの工程を経て完成した自動車の前で記念撮影。自動車生産の仕組みや工夫の一部を学ぶことができました。気がつくと、もうお昼。サンテパルクたはらに移動して、おいしいお弁当を食べました。帰ってきて、子どもたちの感想を読ませてもらうと、新たな疑問が出てきたようです。これから授業で調べていきます。