日誌

3年生「いのちを見つめる学習」2/2 ~ふれあいを通して深まったありがとうの気持ち~

 お話の後は、絵本の読み聞かせがありました。内容は、大切に育てた牛をお肉として出荷する農場のかたの葛藤を描いたものです。「ごめんね」「ありがとう」と涙ながらに牛を見送る姿に、子どもたちは静かに耳を傾けていました。「いただきます」は「命をいただくこと」なのだと、思いを深めていました。続いて、いよいよ本物の牛とのふれあいの時間です。補聴器を使って心臓の音を聞くと「ドクンドクンって聞こえる」と目を輝かせていました。大きなお腹をそっとなででると、牛の温かさや優しい目にふれ、一層牛のいのちを感じている様子でした。もう一方では、乳しぼり機を使っての、乳しぼり体験にも挑戦。はじめてとは思えないほど上手にしぼる子もいて、農場のかたも驚いていました。市内の中心部にある本校では、ふだんなかなか動物とふれあう機会がありません。今回の体験は「いのちと向き合う」貴重な時間となりました。子どもたちの心に、温かい学びを残してくれました。