日誌

6年 出前授業「税金ってなに?」

 6年生が豊橋税務署のかたを講師に迎え、「税金」の学習をしました。はじめに6年生の税金に対する意識を確かめようと、「税金は必要ですか」と質問したところ、5名が必要だと挙手しました。その後、税金がどのように集められ、使われていくのかの説明を聞きました。子どもたちが最も印象に残ったのは、「もしも税金をなくしたら、どのような生活を送るようになるのか」の学習です。多くの子は、「税金を払わない分、お金に余裕ができて、生活がよくなる」と予想していました。しかし、実際は「信号が止まり、交通事故が多くなる」「警察の道案内やパトロールにもお金がかかるようになる」「道路や橋が壊れていても誰も直さないから、どんどんひどくなっていく」「救急車を呼ぶのに大金がかかるようになり、お金に余裕のない人は呼べず、命に関わる問題が生じる」など、今まで当たり前のように受けていた公共サービスがなくなる生活に衝撃を受けていました。もう一度「税金は必要ですか」と問いかけると、全員が必要だと挙手しました。また、税金をよりよく使うために、それを考え、決定する代表を選ぶ選挙の大切さにも考えが及んでいました。税金の大切さを実感していました。