梅田川ぴかぴかプロジェクト【2年生】
2年生は、みらい学習(総合的な学習の時間)で梅田川を題材にした環境学習に取り組んでいます。昨年度の現地調査で、川がごみや生活排水で汚れていることに気がついた生徒たちは、梅田川をもとの美しい川に戻そうと「梅田川ぴかぴかプロジェクト」を実行しました。各クラスの取り組みを紹介します。
1組では、梅田川に捨てられたごみの多くがプラスチックであることから、捨てられても自然の力で分解される生分解性プラスチックの研究をしました。また、油を排水口に流してしまうことが川の汚れの原因であると調べたチームは、廃油を使った石鹸づくりに挑戦しました。どちらのチームも、本で調べた通りにやってみてもなかなかうまくいかず、苦労していましたが、先日、試行錯誤の末に完成しました。
2組では、多くの人に梅田川の現状を知ってもらおうと、回覧板にちらしをはさむことを考えました。読み手を意識して、一生懸命作成する姿が見られました。あるチームは、自分たちで環境保護を訴える動画を作成し、QRコードを紙面に載せることで、地域の皆さんに見ていただけるよう工夫していました。
3組では、環境保護を訴えるポスターを作成し、校区内のお店に貼ってもらおうと、自分たちで交渉をすすめました。はじめての経験でどきどきしながらも、自分たちの思いをお店の担当者にしっかりと説明し、許可をいただいたお店に先日ポスターを届けに行ってきました。別のチームは、全校を巻き込んだ530運動を展開しようと、ボランティアセンターへの提案文書を作成していました。
4組では、環境保護を訴える紙芝居や絵本を作成し、植田保育園に届けることにしました。こちらも自分たちで園長先生にお願いをし、代表者が実際に保育園へ行かせてもらうことになりました。自分たちの読み聞かせを、年長さんがとても真剣に聞いてくれたと、代表者は大変満足して帰ってきました。
5組では、南稜中の先輩が取り組んだ水質浄化のための「鉄炭団子」と調べ学習の中で水質改善に有効だとわかった納豆菌と木炭、3つの中でどれが一番効果があるかを検証し、結果を模造紙にまとめました。また、自分たちで作成したポスターを校内に掲示したり、自分たちの取り組みをパワーポイントにまとめて1年生に伝えたりしました。
6組では、梅田川で拾ってきたごみを使って、環境保護を訴えるごみアートを作成しました。作品は南稜祭で展示し、多くの人に見ていただく予定です。また、市民館やミナクル、校区の4小学校へ自分たちの作ったポスターやちらしを届けることにも取り組みました。
今後は、自分たちの取り組みを他学年や保護者の皆さん、地域の皆さんに知っていただけるように、発表の準備をすすめていきます。12月の南稜ESDサミットをはじめ、ミナクルや校区の大型ショッピングセンターなどで発表する機会を設定できたらと思っています。