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小中一貫校「前芝学校」の取り組みの一部を紹介します。

 5月12日(月)前芝中学校では、小中一貫教育をすすめています。平成28年に施設隣接型小中一貫校「前芝学校」が開校し、今年で10年目になります。義務教育を終え、社会に巣立つ子どもの姿(15歳の春のめざす子どもの姿)「ふるさと前芝を愛し、人と人とのつながりをつくる力をもった子」を小中学校と家庭、地域とで共有し、9年間を見据えた教育活動を推進しています。

 その取り組みの一つとして、小中教員の授業支援(兼務授業)というものがあります。本年度は、中学校の先生が小学校の体育(2・5年)・英語(5・6年)の授業を担当しています。また、小学校の先生が中学校の音楽(全学年)・家庭(全学年)の授業を担当してくれています。中学校の先生が小学校の授業を担当することで、より専門性の高い指導ができるだけでなく、将来入学してくる子ども達の様子を知ることができます。反対に、小学校の先生が中学校の授業を担当することで、小学生の頃の様子を知っているので、生徒のよさを引き出したり、安心感をもって授業を受けられたりでき、学校間段差を解消することにつながっています。

 また、教職員がともに学ぶ場として小中合同で行う「前芝学校 生活サポート委員会」や「合同現職研修」があります。5月1日(木)に開催した第1回目の生活サポート委員会では、主に入学して1か月経った中学1年生について情報交換を行いました。5月8日(木)に開催した合同現職研修会では、救命救急講習を中学校の躍進館で行いました。本年度も小中の教職員が情報交換・情報共有をしながら9年間で前芝学校の子どもたちを育てていけるようにがんばっていきます。