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外国から編入してきた生徒のための初期支援校「みらい西」(羽田中学校内)を紹介します。

   9月13日(金)豊橋市には外国から直接編入した生徒を受け入れる初期支援校があります。小学生は、「きぼう」(岩西小学校内)、中学生は「みらい東」(豊岡中学校内)・「みらい西」(羽田中学校内)という名称です。「みらい西」には小学生も通っています。現地の学校に通っていた児童生徒が、文化の全く異なる日本の学校に通うことは、大きな負担です。言語がわからないだけでなく、学校のしくみも大きく違うので、それを少しでも解消した段階で日本の学校に編入できるように様々な学習をしてくれています。期間は、中学生は10週間です。

 現在、前芝中学校に在籍している生徒2名も「みらい西」に通っています。金曜日には、その1週間で学んだことを実際に試したり、少しずつ学校の様子を知ったり、友達の顔を覚えたりするために前芝中学校に登校します。

 「みらい西」を見学した際には、給食を食べるときの姿勢やあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」、エプロンの着方、給食セットについてみんなで学んでいました。サバイバル日本語(生きていくために必要な言葉)、ひらがな、カタカナ、漢字(その生徒の学習状況に合わせて)、算数や数学(個人差が大きいです)を主に学びます。国によっては学ぶ機会の少ない音楽、技術家庭、美術などの授業も少し行います。

 中学2年生に編入してきて、3年生で受験という場合もあります。言語のハンデを乗り越えて、自分の夢を叶えるためにがんばっている外国から編入してきた生徒のこともしっかり応援していきたいと思います。