日誌

ストーリーテリングの会がありました。

 1月17日(水)今日は、1時間目に「ストーリーテリングの会」がありました。「豊橋おはなしろうそくの会」のかたが今年は8名来校され、学級ごとにろうそくの会のかたが準備してくださったお話を3~4話聞きました。「ストーリーテリング」というのは、素話(すばなし)のことで、絵本や紙芝居を使わずに、語り手が「ことば」だけでおはなしを伝えます。

 3年生の教室にお邪魔して一緒に素話を聞かせていただきました。とても静かな雰囲気の中で、耳から入ってくる「ことば」から、それぞれの生徒が頭の中に映像を思い浮かべながら聞いている様子がこちらまで伝わってきました。語り手の表情を読み取ろうと、前に座っている人と人のすき間から頭を傾けてのぞき込んでいる生徒もいました。「ジーニと魔法使い」というお話は、30分もある長いお話でした。中には寝てしまう子もいるそうですが、前芝中学校の3年生の皆さんはみんな顔を上げて反応を示しながら聞いてくれていたそうです。うれしい言葉をまた今回もいただきました。

 この「ストーリーテリングの会」は、前芝保育園や前芝小学校では「ぽっぽの会」として毎年取り組んでいるので、3年生の生徒にとっては一番長い子で12年目になります。今回が最終ということで、聞く側も語り手側も思い入れがあったようです。保育園のころから前芝の子どもたちに素話をしてくださっている林さんは、「おはなし」というお話にかけて、「これから自分だけのお話、自分だけの物語を是非つくってください」というメッセージを伝えてくださいました。また、林さんが中学生のときに担任の先生から贈られて感銘を受けた詩を、今度は子どもたちに贈ってくださいました。来年も3年の生徒に届けてほしいので、内容は秘密にしておきます。どんな話を聞いたのか、ぜひご家庭でも話題にしてみてください。

 コロナが明けたので、今回は久しぶりに素話のはじめにろうそくを灯してもらい、最後には1月生まれの生徒にろうそくの火を吹き消してもらいました。そのときに願い事をするとその願いが叶うと言われています。3年生の皆さんはどんな願いをかけたのでしょうか。

 今回は、図書委員さんがお話のプログラムを黒板に書いたり、講師のかたを教室に案内したりするなど、活躍してくれました。ありがとうございました。

 次回は、生徒の振り返りを紹介します。今日は3年生の写真です。