防災訓練「応急救護所について学ぼう」(出前講座)
9月8日(金) 9月7日(木)5時間目に防災訓練を行いました。
今日は、市役所健康政策課のかたが2名来校し、出前講座「応急救護所について学ぼう」を実施しました。
最初に、30年以内に南海トラフ地震が起きる可能性は70~80%であること、そのために今から準備をしておくことの必要性などを話してくれました。そして、災害時に一番大切なことは、「けがをしないこと」と教えてくれました。もし、けがをした場合は、全員が病院に行ってしまうと混乱が大きくなるので、軽症の場合は病院ではなく、「応急救護所」に行くことを学びました。講師の先生が、生徒たちに応急救護所はどこにあるか尋ねたところ、前芝学校が応急救護所になっていることを知っている生徒はほとんどいませんでした。正門付近に看板も設置してありますが、それを見たことのない生徒がほとんどだったようです。
その後、身近なものを使って応急手当の学習を行いました。バンダナやハンカチを使った止血方法や骨折した際のビニル袋を使った腕を吊る方法などを実際に体験しました。生徒は、講師の先生の話をしっかり聞き、隣同士で楽しく学ぶことができました。
(おまけの話)今回の出前講座でも、話を聞くときはよい姿勢で、体験が終わって講師のかたが話し始めると、自然に姿勢を正して、話し手を見ることができました。本当に毎回すばらしいです。出前講座の講師の方々も毎回感心して帰られます。
1年生の振り返りを紹介します。2・3年生は、また後日紹介します。
〇地震が起きてけがをしたら、いつも行っている病院ではなく、まず応急救護所に行くということがわかりました。本当に早く治療しないといけない人に治療が間に合うように、落ち着かない中でもみんなで協力することが大切だとわかりました。
〇骨折すると「重症」になると思っていたけど、「中等症」だと知って驚きました。災害時に正しい判断ができるように、「軽症・中等症・重症」の分け方を覚えたいです。
〇「けが=病院に行く」ではなくて、「けが=まずは応急手当」にしようと思いました。今、身の回りを見てみると、給食のナフキンや、教科書も骨折したときに使えそうと思いました。地震はいつ来るかわからないので、身の回りにあるものを活用しようと思いました。
〇実際、南海トラフ地震が起きたときに前芝中が応急救護所として開設されるので、そのときは先生も言っていたように、中学生も中心となってけが人を助けていきたいです。