豊橋市立新川小学校
学校日記
4年 筆作り体験
4年生が、社会科「伝統工芸」の学習の一環として、豊橋筆の職人さんを講師に迎え、筆作りの工程について学び、筆作りを体験しました。筆作りでは、はじめに筆を管に接着させました。ボンドを乾かしている間に、筆の穂の長さや太さ、毛の硬さや弾力に違いのある毛を使い分けて、水を使って混ぜ合わせる「練り混ぜ」という工程を体験しました。この工程により、豊橋筆の特徴である墨になじみやすく、滑るような書き味が実現するそうです。また、抱きかかえるほど大きな筆を見て、目を丸くしていました。仕上げは、筆に糊をたっぷりつけた後、糸を使って筆先を揃えながら糊を搾り取ります。この工程が難しくて、職人さんが上手にやって見せると、子どもたちから拍手が起きました。その後、子どもたちは職人さんの手を借りながら、なんとか仕上げを終えました。自分が作った筆をいろいろな方向から見て、どの子も満足そうにしていました。
代表会
月に一度、「代表会」を行っています。代表会とは、4年から6年までの学級代表、運営委員、各委員会の委員長が集まって、議論する場のことをいいます。今月は、①3年あいさつ運動について ②6年SDGS古着回収について ③6年よりよい校区にするためのアンケート依頼について の3つが議題にあがりました。効率よく話し合いを進められるように、事前にプリントを用意してあります。プリントをつくる過程でも考えを練ることができるので、しっかりとした内容で提案しています。それでも、一つの議題にいくつかの質問が出されます。即答できる質問ばかりではないので、「学年学級で話し合った後、また回答します」と答えるときもありました。参加者が、自分の考えをもって参加している姿に感心させられます。
今週の花「フジバカマ(藤袴)」
花一さんから届いた「今週の花」は「フジバカマ(藤袴)」です。フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉集や日本書紀、源氏物語、徒然草の中にもその名が登場するほど日本人に馴染み深い花です。花が細長く密集しているため、線香花火のように見えます。かつては川原の土手などに群生していましたが、近年、護岸工事等により、自生できる地域が激減し、絶滅危惧種となっています。名前の由来はいくつかありますが、その中の一つに、フジバカマの花を逆さにすると、藤色の袴から白い足(雌しべの花柱)が出ているように見えることから、名付けられたというものがあります。 花言葉は「あの日を思い出す」。これは、フジバカマの葉を乾燥させると桜餅のような甘い香りを放つことが由来です。古くから、アロマや入浴剤として使われてきました。だんだんと夜が長くなってくるこの時季に、フジバカマの入浴剤を入れて、あの日を思い出しながら、ゆったりしたいものです。
修学旅行(2日目) ~3/3編~
宿を後にして、はじめに向かった場所は清水寺です。仁王門や三重塔を観ながら本堂(舞台)まで歩き、そこから見える風景と気持ちのよい風に、しばらく佇んでいました。清水寺を出ると、子どもたちが楽しみしていた清水坂散策と買い物です。外国のかたや他校の修学旅行生で混雑していましたが、いろいろなお店を回り、散策を楽しんでいました。次の見学場所は、金閣寺です。金閣寺に向かって細い道を歩いていくと、急に道が開け、黄金に輝く金閣寺が現れました。「おお~」と思わず声を出した子どもたち。足利義満の絶大な権威を垣間見ることができました。金閣寺も観光客がとても多くて、学年学級単位で集合写真を撮ることができません。同行したカメラマンさんの協力のもと、班ごと、流れ作業にように記念写真を撮るのがやっとでした。最後の見学場所は、龍安寺です。石や砂を使って景観を作る枯山水を前に、子どもたちは静かに鑑賞していました。バスガイドさんから、「15個の石があるけれど、14個しか見えない不思議な造りになっている。15個見つけることができるかな」と話を聞いていたので、場所を変えては石の数を確かめていました。帰りは、貸切バスで新川小学校を目ざします。気持ちよさそうに眠る子が多かったです。それだけ一生懸命に活動し、楽しい思い出ができたのでしょう。多くのかたがたの協力を得て、修学旅行が思い出深いものとなりました。何よりも、無事に行って帰ってくることができてよかったです。ありがとうございました。
修学旅行(1日目~2日目) ~2/3編~
東大寺の大仏さまを見学した後は、班別分散学習です。どこを、どの順番で回って、集合時刻に間に合うように行動するのか、班の仲間と計画をしっかりと立てて臨みました。途中で道がわからなくなり、教員からヒントをもらう班もありましたが、どの班も仲間と協力して活動して、時間内に集合することができました。1日目の見学が終わり、宿は仁和寺の境内にある、落ち着いた雰囲気の御室会館です。料理はとてもおいしくて、子どもたちはぺろりと平らげていました。友達と枕を並べた夜は、どんな話で盛り上がったのかな。
2日目は、5時30分起床。早く起きたのには理由があります。毎朝、国宝金堂で行われているお勤めに参加するためです。早朝の静けさの中、ふだんは入ることのできない金堂で僧侶の読経を聴き、自分の心と向きあいました。住職から「充実した小学校生活を送るように」とお言葉をいただくなど、境内の宿ならではの貴重な経験をさせていただきました。朝ごはんは、もちろん精進料理でした。お世話になった御室会館のかたがたにお礼を言って、2日目の見学に出発です。
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