学校ブログ 創立151周年の記録(主担当:校長)

気づきも鋭い磯辺っ子です。 4~6年「性の多様性」理解講座

磯辺小は市内8校の小中学校が登録している「ユネスコスクール」です。ユネスコスクールは、平和やSDGsなど世界的視野にたって問題解決が求められるテーマについて理解を深め、その学びを地域のリーダーとして発信する役割を担っています。また、近年では包括的な性教育が求められています。本校と社会情勢から、今回、SDGsの17の目標のうち、「5 ジェンダー平等を実現しよう」をテーマとした学習を、豊橋市役所市民協働推進課男女共同参画グループより講師をお招きして行いました。

 最初に市役所でのお仕事について紹介していただいたあと、クイズ「能力のあるお医者さん」を通して、「性の多様性」について学びました。クイズは以下の通りです。

①あるところにすごく能力のあるお医者さんがいました。

②ある日、救急車で一人の患者さんが運ばれてきました。

③その患者さんは大けがをしていました。緊急手術と聞いて、お医者さんが患者さんの顔を見ると、なんと、自分の息子でした。

④お医者さんは必死に頑張り、息子さんは無事助かりました。

➄数日後、お見舞いに来たお客さんが、「一生懸命手術なさって、息子さんが助かってよかったですね」と言いました。

⑥すると病室にいたお父さんは、「本当に助かってよかったです。でも、私は手術をしていません」と言いました、それはなぜでしょうか?という問題でした。

性の多様性理解クイズ.mp4

相談タイム.mp4

子どもたちはこのクイズについて、近くの子と話し合いました。そして、見事に正答例を言い当てた子もいました。「男性」「女性」と聞いて思い描くイメージに柔軟性が備わっていると感心しました。

さすが磯辺っ子.mp4

クイズの正答例.mp4

この学習で主に気づいてほしいことは以下の3つでした。

・「男性だから」「女性だから」という思い込みにとらわれない。

・家庭・学校・地域など様々な場所で、みんなが平等に積極的に関わる。

・みんなが自分らしく生きていけるように、それぞれの個性を大切にする。

授業の最後での振り返りには、多くの子が感想や意見を述べてくれ、参加児童全員でこの授業で得た気づきや、学びを共有することができました。この授業の様子は、ティーズのHOTステーションで5月12日(月)以降に放映されますので、子どもたちの生き生きとした学びの姿をぜひご覧ください。

好みの多様性.mp4

振り返り.mp4