南部清掃隊【地域の環境を守りたいプロジェクト】
南部清掃隊【地域の環境を守りたいプロジェクト】
~なまず池を守り、地域へ還元~
8月4日(金)の8時30分から約1時間程度の時間で、地域にある公園、学校内の敷地の清掃活動に取り組みました。
ボランティア活動でしたが、200名を越す生徒が参加しました。
「南部清掃隊」は、平成12年に「なまず池をきれいにし隊(通称:なま隊)」として発足しました。「なまず池を守る会」という団体に、当時の生徒会役員が清掃活動を一緒に行いたいと依頼したことがきっかけで、始まったボランティア活動です。
当時の『なまず池をトンボが飛びかうようなきれいな池にしたい』という生徒の思いが、30年近くも受け継がれている南部中の伝統ある活動です。
今では活動範囲が広がり、中山田池公園の清掃活動も行っています。今年度は、2,3年生がなまず池(柱第二公園)と中山田池公園、1年生が南部中の敷地内の清掃を行いました。
生徒たちは軍手をはめて、池の周りに落ちていた空き缶やビニールなどの汚れたゴミを嫌な顔をせず、汗をかきながら拾っていました。また、熊手でかき集めたたくさんの落ち葉をゴミ袋に詰め、地域のかたがすごしたくなる公園になりました。
集めたゴミの中には、自転車のヘルメット、弁当のパック、携帯の充電用のコード、野球のボール、ドッチボールなどもあり、拾いながら公共の施設を使うときのモラルについて考える機会になりました。
最後に集合し、活動後の感想を発表し合いました。「みんなの力で、いろいろなところがきれいになり、よかったです。またやりたくなりました」と、仲間と一緒に地域貢献できたことに満足した様子でした。
また、地域のかたが、「公園のゴミが多いのは気になっていた。こうやって中学校の生徒さんが清掃していることは、とてもうれしく、頼もしく思います」と話されていました。このような暑い中でも、きれいな公園にしようと自主的に集まり活動する中学生の姿を地域のかたがたに知っていただくことができました。
これからも、『地域へ還元』できる南部中生の姿が見られることを願っています。
令和5年8月23日
豊橋市立南部中学校長 芳賀 俊行