校長日誌
うれしかったはなし(校長日誌)
あたたかい日が続いています。長い放課には子どもたちも元気に外で活動します。
そんな子どもたちの活動を見守っていると,一人の女の子が「先生,落とし物です。」とリンゴをデザインしたヘアピンを届けてくれました。お礼を言って預かりました。しばらくすると,私の手にあるヘアピンに気づいた子が「先生,それ友達のものかもしれません。貸してください。」と,持ち主に届けてくれることになりました。ちっちゃなヘアピンを大切に扱うこの子たちが,とてもいとおしく思えました。でも,話はまだ続きます。放課の時間も終わろうとしているとき,「先生,ヘアピンは私のものでした。ありがとうございました。」と,友達に届けた子,落として探していた子,プレゼントした子,の3人そろってお礼を言いに来てくれました。「友達からもらって大切にしていたものです。探していました。」
とても喜んでいました。拾ってくれた子の名前を聞いておくんだったと後悔しながら,あたたかい気持ちに触れることができて,本当にうれしく思いました。