日々の様子

宿題は何のためにやるの?


  (令和2年8月2日 中日新聞より)
 宿題は何のためにやるのでしょうか。今まで疑問に思った人の答えは何でしょう。一度も疑問に思わずまじめに取り組んでいる人はいるのでしょうか。何をやるにしても、目的をもって行うことは大切です。藤井棋聖の「授業をきちっと聞いているのに、なぜ宿題をやる必要はあるのか」という意見はもっともです。授業でやった学習を全て覚えることができたり、英語や数学でもマスターできたりする天才には必要ないでしょう。本田選手の「学校の宿題が嫌ならやらんでいい」と意見はももっともです。しかし、学習は繰り返すことで定着します。授業でやったことを補完したり定着させたりするもの。子どもが大切だと思ったり、やりたいと思うように、教師は意味づけや興味づけすることが大切だ思います。イチロー氏の「宿題はやりたくないことをやれるようになる訓練」という意見ももっともです。日本には、苦しいことを我慢して努力するという風潮があります。しかし、宿題が単なる我慢であってはいけません。多くなりすぎず子どものためになるものでありたいです。