日々の様子

子どもにとって安全な場所に


          (令和2年3月7日 朝日新聞より)

            (令和2年3月6日 中日新聞より)
 学校が子どもにとって危険でつまらない場所、友達をバイ菌のように感じさせてしまっているのかと思うと本当に残念です。突然の休校の発表に、3月にやるべき授業、修了式、短い別れの言葉、生徒の心のケア、保護者への連絡など、2月28日の1日だけでは無理がありました。総理も、文部科学省も、教育委員会も、先生も、大人がみんな、丁寧な説明ができていません。丁寧な説明がないからこそ、原宿などの街に子どもたちがあふれ、咳をするだけで心無い罵声を浴びせるなどの行為が行われるのでしょう。丁寧に物事を行うためには、準備と時間と心のゆとりがなければなりません。最近、「丁寧さ」がなくなってしまっているように感じられます。だから、「安心感」もなくなってしまうのでしょう。そして、テレビでは専門家の方が一生懸命に感染予防対策などを説明していますが、元気がなく気難しい顔の大人の話は子どもは聴きません。まもなく始まろうとしている、新学習指導要領の「主体的対話的で深い学び」が「一方的独断的で不快な学び」にならないように努力しなければならないと改めて考えさせられます。