日々の様子

自立する時


  (令和2年4月24日 中日新聞より)
 「学校への依存をやめよう!」とは、なかなか学校の先生からは言いにくいものがあります。しかし、3月から始まった一斉休校が初めは3週間のみということで、新年度から再開できるとばかり思っていました。しかし、ようやく4月8日から入学式・始業式を始められると思った瞬間に、4月20日までの2週間の臨時休校。そして愛知県独自の緊急事態宣言がすぐに出されて、現在5月6日までの休校と更に2週間と延びています。少しずつ延びるのは、真綿で首を締めるように苦しいものです。フランスでは3月下旬の段階で9月までの休校、イタリアでも4月上旬に6月までの休校を実施すると決まりました。世界中で一斉休校を行っている国も多いですが、その3分の2が、オンライン授業を実施しています。日本は経済では世界をリードし、先進国と自負しながらも、教育環境的にはオンライン授業を実施していない3分の1側の後進国です。愛知県の高校でも、ようやくオンライン授業を行おうとしている段階です。政府の専門家会議も、先日、人と人との接触を8割減らすための「10のポイント」を示しました。オンライン帰省、オンライン買い物(通販)、オンライン飲み会、オンライン勤務(テレワーク)、オンライン筋トレの活用を訴える前に、オンライン授業を強調してほしいです。話は戻って、生徒のみなさん、自分たちには縛られない自由な一定の時間があります。何ができるのか、何がやりたいのか、自分で長期の目標を決めて、そして一日のタイムテーブルを作りましょう。