日々の様子

街や水や空気がきれいに


   (令和2年4月19日 朝日新聞より)
 今、新型コロナウイルスによって、私達は悲鳴を上げています。しかし、つい最近までは、地球が悲鳴を上げていました。世界が車や飛行機などの乗り物で溢れ、工場などで化石燃料が大量に使用され、光化学スモッグやPM2.5が空を覆い尽くしていました。二酸化炭素の排出量の規制も進まず、地球温暖化の影響もあり年々地球が熱くなっています。海には、私達が使用したビニールやプラスチック、廃棄物が流れ着き、マイクロプラスチックとなり海を覆い尽くしていました。日本でもようやく規制が進みつつあります。南米での森林伐採、オーストラリアでの半年以上に及ぶ森林火災によって動物の住処が減ると同時に、10億以上の命が亡くなりました。動物が、地球上で安心して暮らせる場所が少なくなっています。絶滅を危惧される動物は約2万種類います。ニホンオオカミやドードーなど人が絶滅させた動物もたくさんいます。街に動物が溢れ、水が澄み、青空が見られる状況を見ると、私達の学び方、働き方、大量消費、移動や経済活動、日々の暮らしなど、今こそ振り返るチャンスだと思います。