日誌

夏休み前の熱くて濃いひととき 

  夏休み前の最後の日、今年も泳力補充が行われました。水泳が苦手な子へのマンツーマン指導、4年生以上35人ほどの子どもたちに全職員が指導にあたります。泳ぎの得意な先生はさすがに技術指導がうまく、泳ぎが得意でない先生は泳げない子の気持ちがわかる、それぞれの立場から、さまざまなアプローチで子どもに迫ります。自ら泳ぎフォームの手本を示す先生、目標地点を示し声をかけ続ける先生、道具を使って泳げるという感覚を味わわせようとする先生、子どもと同じ気持ちになっていっしょに泳ぐ先生。子どもと先生とが一つの目標に向かう姿を、昔泳ぎが不得意だった私は、こんな先生たちに指導してもらえたらと、憧れに近い気持ちで眺めていました。

 そして、最後は泳力試験。先生たちが一斉に応援団に変わり、一人一人に声援のシャワーを浴びせます。目標達成の子もいます。残念だった子もいます。が、プールから上がったどの子の表情も清々しさにあふれていました。この時間で伸びた全員の総距離は259メートル、熱くて濃い水泳指導のひとときでした。

 熱くて濃いのは、プールだけではありません。外では、PTAの皆さんが、フェスティバルの会場設営や物品搬入、最終打ち合わせと、汗だくとなって走り回っていました。ありがとうございました。この熱くて濃い時間が明日のわくわくの福岡ふれあいフェスティバルを支えてくれたのです。