日誌

笑顔の花

 

  立春を過ぎました。先日芽を出したばかりと思った一年生のチューリップは、葉を広げ始めました。用務員さんらが卒業式に向けて育てているパンジーも、温室で順調に大きくなっています。校庭を歩くと、スイセンの白、菜の花の黄、ツバキやサザンカの赤が、色鮮やかに目に飛び込んできました。一棟前にあるカワヅザクラは、つぼみが開き始め、春の訪れを知らせてくれています。春に向かっての準備が刻々と進んでいるようです。

 わんぱくタイムになると、校舎から一斉に子どもたちが飛び出してきました。運動場の広さは、市内で随一を誇る本校ですが、その運動場が子どもたちで埋め尽くされます。

  今日は、先生とドッジボールをする子、サッカーやバスケットボールに興じる子、おにごっこでボール遊びをする友の間をすり抜けていく子、大イチョウの前の縄跳び台で順番を待ちながら、二重跳びやはやぶさに挑戦する子、ブランコや雲てい、小さ山、スペシャル号の遊び場で体を動かす子と、この広い運動場が所狭ししと、子どもたちは動き回っています。その中には、さきほどの授業とは別人のように笑顔と瞳の輝きを放つ子もいます。カメラを向けると、ピースをしながらポーズをとってくれました。

 このように、春の花のたよりよりも一足先に、校庭では、子どもたちの笑顔の花が満開を迎えています。部活動が廃止され運動不足が懸念される時代の流れで、福岡っ子の元気さ、たくましさにふれ、心がほっとするひと時です。