日誌

ワンチーム

  
  修学旅行に行ってきました。6年生のテーマは、「I」(あい)見つけ。学び合い、助け合いを子ども同士が見つけようというものでした。私も、6年生の「I」見つけをしようと参加しました。

 私が彼らの中に見つけた「I」は、時間を守る、しゃべらず動くという 集団行動の素早さです。

 まず旅の始まりの豊橋駅。この時期は、修学旅行シーズン、駅は多くの児童や生徒が終結する場です。この日もお隣の栄小学校そして、南高校の生徒たちが集まっていました。いち早く集合完了した福岡っ子は、速やかにホームに移動、だまって行動する姿に、思わず感心した駅員さんから「高校生よりすごい」と、お褒めの言葉をいただきました。

 京都駅でも、予想通り、修学旅行生に加え、一般の観光客、外国人旅行客とごったがえしていました。ホームに降りると、添乗員さんを追いかけて階段を下ります。先頭が見えにくいなか、福岡っ子は、群衆をかき分け一団となってバスに乗り込むことができました。

 観光地につけば、写真撮影のベストスポットは、当然混雑しています。法隆寺の境内でも、東大寺の鏡池前でも、そうでしたが、時間と空間のすき間をぬって、素早く整列し撮影し、速やかに、次の団体に明け渡す動きがありました。クラスが「移動して」「並んで」「ポーズして」と一連の動きの速さは、写真屋さんを驚かすほどでした。

 学校に戻れば、写真屋さんの撮影した集合写真が展示されます。青空をバックにさわやかに並ぶ笑顔の裏には、短時間で混雑を克服したという自信があふれているのです。

 さて話は変わりますが、先日ラグビーのワールドカップは最高の盛り上がりを見せて閉幕しました。日本は強豪に次々と勝利し初のベスト8を果たすなど、「ワンチーム」としての結束ぶりが評価されました。ですが、福岡小6年生の動きもなかなかです。日本代表に負けず劣らずの立派なワンチームだったと思っています。