日誌

大好きだよ

大好きだよ」

まっさらな用紙に、このことばが一行ありました。あすなろ郵便で届いた一通のハガキです。差出人は1年生でした。50歳以上離れた女性からの告白に、年甲斐もなくときめいてしまいました。こんなまっすぐな純真な気持ちを、私はいつごろからか忘れてしまっていました。

 そういえば先日、2年生の教室で、「お手紙」というお話で、真剣な話し合いの授業がされていました。一度も手紙をもらったことのないガマくん、手紙を待ちわびる切ない彼の思いが描かれています。そして、ついにカエル君からのはじめての手紙をもらった感激。私は、ガマ君の気持ちが痛いほどよくわかります。

 メールやライン全盛時代にあって、こうした手作りのものは、時間や手間がかかった分だけ本人にぬくもりや感動を届けてくれるものです。あすなろ学級の郵便屋さん、優しい気持ちも届けてくれ、ありがとうございました。

 7月になりました。斎藤司書さんや図書館ボランティアのみなさんによって、笹飾りがとりつけられ、図書館に手作りの七夕の空間が生まれました。笹飾りの短冊には、「1年生のお手本になれますように」「弟の中耳炎が治ってプールに入れますように」とここにも優しさが並んでいます。

 いよいよ5日には、恒例のスターフェスティバル(七夕会)が開かれます。地域のみなさんが、竹の切り出しから飾り物づくりまで、下準備をしっかりしていただき、まさに至れり尽くせりの手作りの催しです。ありがとうございます。私は、地域の皆さんに「大好きだよ」と短冊に書いて、感謝の気持ちを届けたくなりました。