日誌

眼鏡 校長だより

活力ある福岡っ子に

お話タイムは、毎週金曜日の朝に行っています。話し合うテーマをクラスで決め、それを話し合うというものです。

この日は、「持久走大会に向けてがんばりたいこと」「力試しはどんな問題がでるか」「力試しと持久走、どちらがいいか(いやか)」「持久走大会中、前の子がショートカットしたらあなたはどうするか」と、直前に控えた持久走や力試しテストにちなんだテーマが多く話し合われていました。クラスの個性が垣間見られるお話タイム、教室を梯子してのぞき見することは、私にとって、ひとつの楽しみになりました。

 やはり「テーマ」が魅力的だと、意見を言いたくなるものです。これまでに『「長生きできるが不幸になる」のと、「1年しか生きられないけど幸福に生きられる」のとでは、どちらを選ぶか』『引っ越すとしたら、「ゴキブリが100匹の家」と、「アリが1000匹の家」、どちらに引っ越すか』『「無限の金」と「無限の時間」、どちらを選ぶか』と過激というか究極のテーマも数多くありました。それが、子どもの意欲をそそるようで、熱っぽく語る姿があり、私も引きこまれてしまいました。

 また、平成二十九年の終わりにふさわしく、「あなたの1年を漢字一字であらわすと、どうなるか」というテーマで話し合うクラスもありました。自分を見つめ、ふりかえり、考えた選りすぐりの漢字に、「ああ」「なるほどね」と納得や驚きの感嘆の友の声が聞こえてきます。黒板に記された「考」「動」「成」「芽」「笑」……の漢字は、この子たちの成長の証だったのです。

一方、世間はといいますと、北朝鮮情勢の影響でしょうか、「北」に決まったそうです。そこで、はたして、本校はと考えてみました。

活発に話し合う授業や児童会活動 あいさつや行事で活気あふれる子ども、そして、水泳部優勝、バスケット部準優勝をはじめ部活動の活躍。本校は「活」でどうでしょうか。

平成三十年、福岡っ子をはじめ皆様にとって、素晴らしい一年になりますように。